北京五輪は17日、スピードスケート女子1000メートル決勝が行われ、2018年平昌五輪銅メダルの27歳・高木美帆(日体大職)は1分13秒19の五輪レコードで金メダルを獲得した。異例の長短5種目7レースに出場し、今大会4個目のメダル獲得。日本選手団主将が大車輪の活躍で今大会を終えた。
内レーンの高木は序盤から前に出ると、勢いよく滑走。暫定トップのタイムを上回るペースで後半に入り、最後は歯を食いしばりながらフィニッシュした。五輪レコードに渾身のガッツポーズ。2組を残し暫定トップに立ち、呼吸を整えながら大きく喜びを表現した。金メダルが決まると、立ち上がって大喜び。スタッフらと抱き合い、涙を流した。
高木は1500メートル、500メートル、姉の高木菜那、佐藤綾乃と出場した団体追い抜きの3種目で銀メダルを獲得。平昌(金1、銀1、銅1)を含めて通算6個目のメダルとなり、柔道・谷亮子、アーティスティックスイミングの武田美保、立花美哉の5個を超える夏冬通じて日本女子歴代最多を更新していた。本人よりうれしいのは転倒し金メダルを落としたお姉さんの高木菜那かもしれません。
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15日、スピードスケート女子団体追い抜き(パシュート)決勝が行われた。高木美帆(日体大職)、高木菜那(日本電産サンキョー)、佐藤綾乃(ANA)が出場した日本はカナダと対戦し、3分4秒47の銀メダルで連覇はならなかった。高木菜が最終コーナーで転倒して号泣。日本人のネットで上げた声に対し、海外記者が「日本人はとても支援的だった。素晴らしいね」と注目している。