中国の北京市にある日本企業の日本人男性が3月、中国の国内法に違反したとして、当局に身柄を拘束されていたことがわかった。
日中関係筋によると、中国当局に拘束されているのは、北京にある日本企業の現地法人に勤める50代の日本人男性。
男性は3月、中国の国内法に違反したとして身柄を拘束されたもので、理由や経緯などは明らかにされていない。
日本政府は、北京の日本大使館を通じて中国側に男性との面会を求めたり、早期の解放を求めたりしているが、今のところ中国側からくわしい説明はないという。
中国では、2014年に反スパイ法が施行されて以降、当局が外国人などへの監視を強めていて、これまでに少なくとも16人の日本人が拘束されている。