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樋口英明裁判長一人で原発大飯3・4号機に続き高浜3・4号機も再稼働指し止め

2015-04-17 07:01:32 | 日記

高浜3・4号機の再稼動差し止めを求める仮処分申請で、福井地裁の樋口英明裁判長は差し止めを認める命令を出しました。これに対してこのままでは債務超過に陥る関西電力はただちに不服申し立てをする方針を表明しました。この福井地裁仮処分は原子力規制委員会があるにもかかわらず昨年12月の申し立てから1度も実質審理をしないで決定を出したようです。樋口裁判長は、4月の異動で名古屋家裁に既に移動されたので、即時抗告を担当するのは別の人です。この差し止め裁判長は、昨年5月にも史上最大の地震が来たら危ないという理由で、大飯3・4号機の再稼動を差し止める判決を出していました。この裁判長が2度も原発再稼働差し止めに関わっていたことになります。判決を出した裁判長もこの裁判長を2度も指名した当時の政府?最高裁?も疑問が残ります。作家で原発問題に詳しく「裁判官が日本を滅ぼす」(新潮文庫)著書門田隆将氏によれば、日本の裁判官が重視するのは「要件事実」だけで「事情」には踏み込まないそうです。このために、とんでもない判決を出してしまうことがあると語っています。今回は最低限の要件事実すら誤認し稼働しない事情を考慮に入れない樋口英明裁判長の「とんでもない判決」によって関西電力は債務超過に陥り、国が税金でそのツケを負担するか消費者が高い電気料を支払うことになるかになると思います。高い電気料を納められない生活困窮者は誰にも責任は取ってもらえず静かに亡くなるかもしれません。

以下コピー 原子力規制委員会の田中俊一委員長は15日の定例記者会見で、関西電力高浜原発3、4号機(福井県)の再稼働を差し止めた福井地裁の仮処分決定について「事実誤認がある。新規制基準は世界で最も厳しいレベルだと理解されなかったのは残念だ」と述べ、基準を見直さない方針を示した。

 田中委員長は冒頭、「我々の取り組みが十分に理解されていない」と発言。決定が新規制基準を「合理性を欠く」などと否定したことについて、「原発事故の教訓からかなり厳しい要求をしている。今のところ見直す必要性は感じていない」と述べた。

 決定は「使用済み核燃料プールの給水設備の耐震性を最高クラスにしていない」などとして「規制方法に合理性がない」と断じた。これに対し、田中委員長は「給水設備は最高クラスに分類している」と反論。想定する地震の最大の揺れ「基準地震動」について「信頼性を失っている」と指摘されたことについても誤認とし、「(決定には)事実誤認がいっぱい書いてある」と不快感を示した。

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