修験宗旨書・・・18
山伏三種名義第十八(山伏には山伏・修験・客僧の三種の名がある)
尋ねて云う、山伏とは能弘の人によって名けるや、所依の法に依って名けるや。
答、凡そ當道の名義に於いて三種の差別有り。一には山伏、二には修験、三には客僧なり。是皆所修の理法に依って能修行者の名字と為す。他宗の意は納証の名字、所詮の法体を隔歴るがゆえに有教無人とこれを談ず。証道に非ず。當道の意は全くしからず。名字の他 . . . 本文を読む
十善戒ご詠歌
不殺生 なぐさみにものの命をとる人は、末々までも栄えざりけり
不偸盗 ひまぬすむ心は、人のもの盗む 盗みのわざとかわらざりけり
不邪淫 色欲はわが身のくさり心して、浮気起こさずしられもすな(してはいけない)
不妄語 夢だにもいつわり云うなもろ人よ 仏は常にしろしめすなり
不綺語 かざりごと云うてその場を通すとも 末は通れぬ極楽の道
不悪口 人々をそしりからかうひまあらば . . . 本文を読む