福聚講

平成20年6月に発起した福聚講のご案内を掲載します。

今日は大師が「高野四至啓白文」をお作りになった日です

2022-09-15 | お大師様のお言葉
今日承和元年九月十五日は大師が「高野四至啓白文」をお作りになった日です。「高野四至啓白文葱嶺(青々と聳える山山)銀漢(天の川)を挟み、白峰碧落に衝けり。吾れ居住の時、頻りに明神の衛護あり。すなわち山の四至を限って、永く三宝に獻って仰信の情を表すと云々。査(うきき、浮木)に乗るによらずして忽ちに雲漢に入り、妙薬を嘗めずして神窟を見ることを得たり。一度は喜び、一度は悲しんで、心魂持ちがたし。山の状たら . . . 本文を読む
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仏教大原理(釈雲照)より・・その15

2022-09-15 | 法話
虚空は一切万物の中に遍在するがごとく自心真如虚空界(大般涅槃の法身の妙体)も遍く十界の有情非情人天鬼畜の心身の中に遍在して到らざるところなし。衆生はこのように自心の中に諸仏菩薩が常に遍入されているのにこれを知らない。故に大師は「法身・智身二種の色相平等にして一切有情界一切非情界において遍満遍満せり、」(注)と示し給へり。されば我らこの我慢我欲三毒五欲を除きてこの大乗実相の妙体を信じ修行するときはい . . . 本文を読む
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金光明最勝王經・長者子流水品第二十五

2022-09-15 | 諸経
金光明最勝王經・長者子流水品第二十五(流水は病者を治した後、池水枯渇で死に瀕した魚達を救い、読経して財施・法施を施したことで魚達は死後昇天すると説く。これが日本でも放生会の根拠となった。流水は釈尊、その父は妙憧、その子は銀憧・銀光、十千の天使たちは当時の魚であると説く)爾時、佛は菩提樹神善女天に告げたまはく「爾時、長者子流水は、往昔時に天自在光王國内に在りて、諸衆生の所有る病苦を療じ、平復するを得 . . . 本文を読む
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今昔物語の放生会

2022-09-15 | 法話
今昔物語集巻十二石清水にて放生会を行ひたる語 第十 今昔、八幡大菩薩、前生に此の国の帝王(応神天皇)と御しける時、夷□□□軍を引将て、自ら出立せ給けるに、多の人の命を殺させ給ひける。□□□□□□□。 初、大隅の国に八幡大菩薩と現はれ在して、次には宇佐の宮に遷らせ給ひ、遂に此の石清水に跡を垂れおはしまして、多の僧俗の神人を以て、員(かず)知らぬ生類を買放たしめ給ふ也。然れば、公(おほやけ)も御託 . . . 本文を読む
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