福聚講

平成20年6月に発起した福聚講のご案内を掲載します。

今日は後宇多法皇宸筆当流紹隆教誡(第二通目)が出された日

2023-04-03 | 法話
今日は国宝・後宇多法皇宸筆当流紹隆教誡(第二通目)が出された日後宇多法皇は三宝院流の「正流」(嫡流)の相承が許可されたならば、真言密教における二大法流、小野流と広沢流の一揆を実現でき、「令法久住」の基になると強く信じていました。これに対して憲淳からは、「密教行者として相応しい立場を守らなければならない」などの条件が提示されました。延慶二年四月三日後宇多法皇は二通目の手紙でそれらの僧としての条件を遵 . . . 本文を読む
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今日は民福を祈るため名神社に僧侶を派遣した日

2023-04-03 | 法話
  「文徳天皇実録」斉衡元年(854)四月丁巳(3日)条 「伝灯大法師位智戒・興智・真秀、伝灯法師位明昭・玄永、伝灯満位僧基蔵・基秀を遣りて七道諸国名神社に向はしめ般若を転読し民福を祈らしむ也。」       大鏡「世継文徳天皇と申しける帝は、仁明天皇御第一の皇子なり。御母、太皇太后宮藤原順子と申しき。その后、左大臣贈性一位太政大臣冬嗣の大臣の御 . . . 本文を読む
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今日は僧侶を全国の神社に派遣し大般若転読をさせた日

2023-04-03 | 法話
  『文徳天皇実録』斉衡元年(854)四月丁巳(3日)条 「伝灯大法師位智戒・興智・真秀・伝灯法師位明昭・玄永・伝灯満位僧基蔵・基秀を遣りて、七道諸国名神社に向はし、般若を転読し、民福を祈らしむ也。」 (この4月には、凶作で陸奥国の農民が困窮し、兵士逃亡事件もあり)   . . . 本文を読む
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今日は異常災害で文武天皇が薄徳を嘆かれ五大寺に金光明経を読ませた日

2023-04-03 | 法話
続日本紀 / 慶雲二年(705)四月壬子(三日)条「夏四月壬子 詔して曰く。 『朕(文武天皇)、菲薄の躬を以て 王公之上に託す 徳上天に感じ仁黎庶に及ぶ能はず 遂に陰陽錯謬して 水旱時を失ひ 年穀不登に 民多く菜色(青白い顔色)ならしむ。 此を念ふ毎に心に惻怛(そくだつ・悲しんで心をいためる)す。 宜しく五大寺(注1)をして金光明経を読み 為に民苦を救はしめん。天下諸国 今年の挙税(注2)之利を収 . . . 本文を読む
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「四恩の奉為に二部の大曼荼羅を造する願文」

2023-04-03 | お大師様のお言葉
「四恩の奉為に二部の大曼荼羅を造する願文」奉為四恩造二部大曼荼羅弟子苾蒭空海両部曼荼羅に帰命し奉るそれ金剛の四法身(自性・受用・変化・等流法身)、胎蔵の三秘印(法・三昧耶・大曼荼羅)は空性に憩って軷祖(ばっそ・発心)し、重如(真如)に秣って以て脂轄(しかつ・車に油指す)す。一道無為は初入の門(天台は密教の入門)三自本覚は声も及ばず(華厳も真言に及ばない)、衆宝の心殿は高廣にして無邊。光明の日宮は遍 . . . 本文を読む
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仁義無くしてただ兵力のみ強い国は必ず亡びる

2023-04-03 | 法話
「兵強ければ則ち滅し、木強ければ則ち折れ、革固ければ則ち裂け、歯は舌より堅きも之より先に弊(やぶ)る。 是の故に柔弱なる者は生の幹なり、而して堅強なる者は死の徒なり。」「国の存する所以は仁義これなり。人の生ずる所以は行善これなり。国義なければ、大なりといへども必ず亡び、人に善意なきときは惟勇なれども必ず敗る。」(淮南子) (これを総合するとロシアや中国北朝鮮の様に仁義無くしてただ兵力のみ強い国は . . . 本文を読む
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今日は快川紹喜が恵林寺山門の楼閣上で信長に焼殺された日

2023-04-03 | 法話
今日天正10年(1582年)4月3日は大通智勝国師快川紹喜が恵林寺山門の楼閣上で信長に焼殺された日です。 このときの遺偈「安禅 必ずしも山水をもちいず。心頭滅却すれば 火も自ずから涼し」は有名です。 . . . 本文を読む
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