大倉喜八郎は昭和3年(1928年)4月22日大腸癌のため死去しています、没年92歳でした。以前は全く興味のない人でしたが、2015年大安楽寺を福聚講で参拝したとき、中山ご住職が次のようなお話をしてくださっていました。角田さんの参拝記です。ここにあります。「明治初年、高野山の山科俊海大僧正が、弘法大師の教えを広く教化するため江戸に出て、巡行しているとき、この地にきて、不思議な燐火がたびたび浮かんでい . . . 本文を読む
今昔物語・巻十六「 盲人依観音助開眼語 第廿三」
「今昔、奈良の京の薬師寺の東の辺の里に、一の人有けり。二の眼盲たり。年来、此れを歎き悲むと云へども、事無かりけり。
而るに、此の盲人、千手観音の誓を聞くに、『眼暗からむ人の為には、日摩尼(太陽をかたどったこの玉は千手観音の四十手中、右の第八手が持っており、衆生に光明を与えることを意味)の御手を宛つべし』と。此れを深く信じて、日摩尼の御手を念 . . . 本文を読む
寶筐印陀羅尼和解秘略釈 蓮體
寶筐印陀羅尼和解秘略釈巻中
一には如来秘密の事
二には干将莫耶の剣の事
三には文に任せて義を取るに三世諸仏の怨なる事
四には龍猛菩薩密教弘傳八祖相承の事
五には秘密の梵語秘釈
六には全身舎利四字の釈
七には舎利には三種ある事
八には佛舎利に三種の別ある事
九には舎利を法界と名くる事
十には「きりく」の三字秘釈の事
十一には「しゃりら」の三字即三 . . . 本文を読む