華厳経の入法界品には「菩提心は則ち安隱の床なり、一切生死の苦を除滅する床なるが故に。・・菩提心は則ち波羅提毘叉藥(はらだいびしゃやく・燈照薬と解説に在りますが実は、戒律を守る薬とでもいうものかもしれません)なり、悉く能く五欲毒を療治するが故に。・・・菩提心は則ち因陀羅網なり、諸煩惱阿修羅を攝するが故に。・・・佛子よ、菩提心は如是の無量功徳を成就して悉く一切諸佛菩薩の諸功徳と等し。何以故、菩提心によ . . . 本文を読む
「日本巡礼記集成」の中のn尼の手記によると昭和55年5月、45番岩屋寺奥の院で小児麻痺により20年間動かなかった女性の手が行場へ登ろうとして鎖に手をかけた途端に動くようになったという話があります。「不思議はいまも新たなり」です。其処の所を抜粋しておきます。「昭和55年5月12日、四国88所巡拝に(美代ちゃんという19歳の女性、小児まひで左腕が上に上がらず左足も不自由、が)お母さんと参加され3日目に . . . 本文を読む
四国61番香園寺の先々住山岡瑞円師の法話を集めた「人格的生活をめざして」(昭和8年香園寺子安遍照会発行)という本があります。山岡師は戦前「子安大師講」を世界にひろめるとともに「三密学園」という学校をつくるなど大活躍された香園寺中興の祖です。 二回目遍路で香園寺に泊まって半年後の19年6月に福山大師寺の西嶋師より頂くというご縁にめぐまれました。大変素晴らしい内容なのでそのなかの一部を紹介します。「( . . . 本文を読む
伊藤忠財閥の祖、初代伊藤忠兵衛は天保13年7月2日(1842年8月7日)に近江湖東の犬上郡に生まれています。伊藤忠兵衛記念館のホームページです。「彼の経営理念を貫くのは仏教的な慈悲心です。彼は、「商売は菩薩の業」と信じて店員にそれを徹底させました。近江商人を特徴づける「売り手よし、買い手よし、世間よし」という「三方よし」の実践や「商売で嘘をつくな」という厳しい教えも、そこからきていたといえます。同 . . . 本文を読む