福聚講

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正常性バイアス昂じてストックホルム症候群の日本

2022-08-07 | 法話

正常性バイアス昂じてストックホルム症候群の日本。

『孟子』卷之十二吿子章句下に「入りては則ち法家拂士無く、出ては則ち敵國外患無き者ものは國恆に亡ぶ。然後に知る、憂患に生きて安樂に死することを。」(対抗する国や外国からの脅威がないと思いこむときは安逸にながれて、遂には必ず滅亡する。国家も外患を自覚してこそはじめて生き抜くことができ、安楽にふければ必ず死を招く。)という句があります。長年経済第一で安逸に流れてきた日本人は「敵国外患」を見て見ないふりをしてきました。

広瀬弘忠著『無防備な日本人』によれば、日本人の心理には、正常性バイアス、同調性バイアス、同化性バイアスの三つのバイアスが顕著といいます。特に「正常性バイアス」は顕著でこれに売国奴勢力がつけ込んで安保反対・憲法改正反対・自衛隊反対などと亡国運動を起こしてきました。最近では一部の売国奴評論家は中国の武力が日本を数十倍も上回ることから中国を刺激しないようになどとすでに中国に占領されているかのような錯覚を与え日本人を「ストックホルム症候群」に陥らせようとしている状態です。ブダペスト覚書で核を放棄したウクライナをロシアが侵略し、安倍首相が暗殺され、日本EEZ内に中国がミサイルを撃ち込んできました。遅きこと数十年の感はありますが、いまこそ日本人が売国奴勢力の麻酔から覚めて立ち上がらねばあっという間に日本は第二のウクライナとなることでしょう。

 

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