NHK宗教の時間で安泰寺住職ネルケ無方師というドイツ人のかたが出演しておられました。師は修行僧のとき師僧から「おまえなんかどうでもいいではないか」といわれたそうです。京大学生時代には「お前が安泰寺をつくれ」といわれたのに矛盾していると考えたそうですが、やがて「自分が自分がというエゴを捨てよ」ということだと気がついたといいます。
また「松影の暗きは月のあかりかな」という古歌を引いて、「月は悟り、影は迷い。月というさとりがあるから影がわかる。自分は暗愚と自覚して初めて菩薩の道を歩める」とおっしゃっていました。
素晴らしい禅僧です。
また「松影の暗きは月のあかりかな」という古歌を引いて、「月は悟り、影は迷い。月というさとりがあるから影がわかる。自分は暗愚と自覚して初めて菩薩の道を歩める」とおっしゃっていました。
素晴らしい禅僧です。