福聚講

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「我々は傲慢になりすぎていた」池上彰

2020-05-29 | 法話
池上彰氏がコロナパンデミックで反省すべきこととして「我々は傲慢になりすぎていた」と語っています。


「ウイルスに“打ち勝つ”みたいな言い方をしますけど、それは非常に難しいんです。やっぱり人間というのはずっとウイルスと闘ってきて、共存してきました。治療薬あるいはワクチンが完成してもウイルス自体がなくなることはないので、共に暮らしていかざるを得ないという“覚悟”は必要だし、さらに言えば、われわれはちょっと傲慢になりすぎていたんじゃないかと思います。いろんなことに打ち勝つなんて思っていましたが、やっぱり自然に比べると人類って弱いものだなと思ったり、これからどんどん環境破壊が進み、温暖化が進んだりすると、また未知のウイルスが出てくるかもしれません。・・」
やっとこういうまともな意見が出てき始めたということはコロナ後の日本にも若干希望が持てます。日本人の古層意識が復活しつつあるともいえます。

いままでも書いてきましたが、古来疫病の都度、日本人は真摯に神仏に懺悔してきたのです。法華八講や御霊会(祇園祭)なども疫病への懺悔によるものだったのです。

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