福聚講

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無財の七施は雜寶藏經にあります

2018-02-07 | 諸経
無財の七施は雜寶藏經にあります。

雜寶藏經卷第六

七種施因縁
佛、財物を損ぜずして大果報を獲る七種の施ありと説きたまう。
一に名ずけて眼施。常に好眼を以て父母師長沙門婆羅門を見、惡眼を以てせず。名ずけて眼施と為す。身を捨てて身を受ける時、清淨眼を得、未來成佛し天眼・佛眼を得る。是を第一果報と名く。
二に名ずけて和顏悦色施。於父母師長沙門婆羅門に顰蹙惡色せざるなり。身を捨てて身を受ける時、端正色を得、未來成佛し眞金色を得る。是を第二果報と名く。
三に名ずけて言辭施。父母師長沙門婆羅門に柔軟語を出し麤惡言せざるなり。身を捨てて身を受ける時、言語辯了なるを得、言説所可。人に信受さる。未來成佛し四辯才を得る。是を第三果報と名く。
四に名けて身施。父母師長沙門婆羅門に起迎禮拜す。是を身施と名く。身を捨てて身を受ける時、端政身を得、長大之身は人の敬する所となる。未來成佛し、身は尼拘陀樹の如し。頂を見るものなし。是を第四果報と名く。
五に名けて心施。上事を以て供養すといえども心は不和善なるは施を為すと名けず。善心和善。深生供養。是を心施と名く。身をすてて身を受ける時、明了心を得、癡狂心にならず。未來成佛し一切種智心を得る。是を心施の第五果報と名く。
六に名けて床座施。若し父母師長沙門婆羅門を見れば、床座を敷いて坐しむ、乃至、自ら已所自坐を以て請うて坐らしむ。身を捨てて身を受ければ常に尊貴にして七寶床座を得る。未來成佛し師子法座を得る。是を名けて第六果報となす。
七に名けて房舍施。父母師長沙門婆羅門をして屋舍の中に行來坐臥を得せしむ。即ち名けて房舍施とす。身捨てて身を受ければ自然宮殿舍宅を得る。未來成佛して諸禪屋宅を得る。是を名けて第七果報とす。
是を名けて七施という。財物を損せずといえども大果報を獲るなり。

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