史料綜覧 巻七 / 永享三年(1431)八月廿二日条
「廿二日 変異ニ依リ 一字金輪法ヲ三宝院ニ修シ 之ヲ祈禳ス 幕府 亦愛染法ヲ同寺ニ修ス」
天皇は後花園天皇。室町幕府は足利義教。
三宝院は足利義満が光助(三宝院23世)を室町幕府の祈祷を行う武家護持僧の管領役に任じ満済(25世)は「黒衣の宰相」とも呼ばれ、応永3年(1396年)に足利義満の猶子となって醍醐寺座主に任じられ、続いて准三后となり、後には足利義教の室町幕府将軍擁立にも活躍するなどした。以後、三宝院歴代院主が醍醐寺座主を兼ねる慣例が成立する。
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