今日は清和天皇が施恤され法華経を講じられた日。
三代実録 / 貞観二年五月十一日庚申条(860)
「十一日庚申 天皇及皇太夫人 以米六百斛 塩卅五斛 醴卅二斛 糉子(ちまき)一千五百枚 樻飯四十合 笥飯五百合 嚢飯一万六千九百六十枚 海藻三万三千三百斤 新銭一十二万五千文 僧尼優婆塞優婆夷及隠居飢窮之輩二万九千六百七十四人に施し 以って助修となす 淳和太后斎会也 先是 淳和太后、院裏において斎会を設け 五日を以て限り 法華経を講ず 是日斎講竟矣」
(天皇は清和天皇。大師の弟君・真雅僧正が清和天皇の護持僧で天皇の御願寺である貞観寺の開基となっています。この直前の「四月十一日辛夘」には「廻飄起外記候廳前。旋転西行。小虫無万数。飛散其中。」とか「五月五日甲寅。地震。雷電雨雹」(三代実録)とあり自然災害が相次いでいたので国民が窮乏したのかもしれません。)
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