福聚講

平成20年6月に発起した福聚講のご案内を掲載します。

今日は月輪大師俊芿ご遷化の日です

2024-03-08 | 法話

今日は月輪大師俊芿(しゅんじょう、仁安元年8月10日(1166年9月6日)- 嘉禄3年閏3月8日(1227年4月25日))が62歳で遷化された日です。以下密教辞典等に依ります。俊芿は勅号は大興正法国師(後小松)、大円覚心照国国師(中御門、月輪大師(明治)と称されます。肥後の人で捨て子にされたが4歳で池辺寺珍暁に養われ9歳で母の元に帰る。18歳で得度。翌1184年(元暦元年)大宰府観世音寺で具足戒を受けた。1199年(建久9年)33歳で入宋。四明山景福寺の如庵了宏に律を三年学ぶ。超果院・北峰宗印に天台教学を8年、径山の蒙庵元総に禅、温州の徳広律師に七滅論を学ぶ。悉曇・書道にも通じた。12年後の1211年(建暦元年)帰国。栄西に迎えられて建仁寺に入り、俊芿に帰依した宇都宮信房に東山仙遊寺を寄進され、寺号を泉涌寺と改めて後鳥羽上皇・高倉天皇の御願寺となし再興。以後、泉涌寺は天台・律・密・禅・浄土の兼学の道場として栄えることとなった。 慈円・貞慶等も受法した。また戒律復興に努め北京律第一祖となる。

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