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福聚講

平成20年6月に発起した福聚講のご案内を掲載します。

宝筐印陀羅尼傳來記幷に宝筐印陀羅尼経

2021-12-12 | 諸経

宝筐印陀羅尼傳來記 道喜撰

去る応和元年(村上天皇・961)の春、右扶風(右京のこと也)に遊ぶ。于時、肥後の国刺史、唐物と称して一基の銅塔を出して我に示す。高さ九寸餘、四面佛菩薩を鋳鏤、徳字四角に上がりて龕龕形、馬の耳の如き有りて内に亦た菩薩の像あり。大きさ棗核の如し。奉持して之を瞻視頃、塔中より一の嚢落つ。開きて見るに一の経あり。其の端派に注して云く、天下の都元帥、呉越國王銭弘俶、舛摺本の宝筐印経は八万四千巻の内、宝塔中に安置して供養廻向已に畢りぬ。顕徳三年丙辰歳(956)之を記す也(日本国は村上天皇天暦十年。大周世宗唐代滅後五代の終也)。文字小細にして老眼には見難し。即ち一僧を雇ひて大字に写さしめ一往之を視るに文字落ちて誤りて耽読するに足らず。然り而して経起こりを粗見するに肝動き膽奪はれ涙零ち涕迸り随喜感悦して弘俶意を問ふ。是に於いて刺史答へて曰く「願文無きに由りて其の意、知り難し。但し當州沙門日延(注1)、天慶年中に入唐、天暦の杪(すえ)に帰り来る。即ち唐物と称して是の塔を付属するの次に談じていわく『大唐、顕徳以往(私に曰く、顕徳以往と大周高祖、広順年中か。広順は三年)、天下大ひに飢ゆ。黄巾、党を結んで辺州を抄略す。煙塵天に張りて殆ど封畿に及ぶ。弘俶、大将と為りて天下の兵を領して凶党を征代すること九年に及び賊と合戦すること二十四度、首を軒つこと五万餘、顕徳春に及び(日本、天暦八年)、人彌や飢へしきりに烏合蟻結して華鄙を蝥食(ぼうしょく・徹底的に食べ尽くす)す。弘俶その師旅を麾(さしまねき)て響きに応じて攻撃す。賊は飢へて戦はれず立どころに大きに敗る。勝ちに乗じて逃るを追ひて汶水の辺に至る。洪水頓に漲り激浪鼓怒。津の處に船無し。賊徒、其の脱すること叵きを知りて各々深水に投ず。暴虎馮河の輩、溺るるを追って捕をいたす。その数幾億といふことを知らず。汶流れず。爾より以降天下静粛なり。弘俶命を優するの日、主上大に喜びて九錫の命を作し(九錫は中国漢朝・晋朝・南北朝時代等で皇帝より臣下に下賜された、9種類の最高の恩賞。 錫は賜に通じる。 前漢で王莽に下賜された「九命の錫」が原型とされている。)、呉と越とに封王す。弘俶、幾何ならずして若干人を坐殺す罪によりて重病を得て数か月を送る。常に狂語して云ふ「刀剣胸を刺し猛火身に纏う」と。展転反側して手を挙げて罪を謝す。爰に一僧あり。告げて曰く「汝、願ひて造塔して宝筐印経(注2)を書きて其の中に安じて香華を供養せよ」と。弘俶、咽ぶ中に件の願いを発すること両三度、合掌礼謝し即ち本心を得たり。随喜感歎して云く、願力極まりなし、重病急に嗟(い)ゆ。于時、弘俶、阿育王の昔事を思ひて八万四千塔を鋳、此の経を摺りて塔毎に之に入る。是れその一本也云々』。妙なるかな大國の僧、此の優識あり。惜しいかな小芸の客、其の精勤無きこと。爰に我身命を價(か)け募り訪ひ正本を求む。京中郊外履をぬひで遍く問ふ。滴ま江郡禅寂寺に於いて件の経を得たり。其の本、亦多く誤れり。然れども両本相ひ合わせて得失を互検して終に其の真を獲たり。後、日分に転経して終日倦むこと無く、夜に至れば呪を誦す。毎夜睡眠せず。漸く三箇月を経たり。于時、空中に聲有り。曰く「汝この経に於いて慇重に渇仰す。但し此の経に両択あり、師の所持するは先の訳なり。多く梵本を除く。その後の訳は為に之を具足せり。その本は伊豆国禅院にあり。天下に二本なし。我常に二十八部大薬叉大将等と彼の経を守護す。我独汝が精誠に感じ常に汝が辺に廻りて亦此の事を告ぐ」と。于時、小僧、国司の便りを就て触するに彼の経を書き贈るべきの状を誂へ遂に康保二年(965・村上天皇)四月十二日を以て件の経を送り、其の巻を披閲するに功能絶妙にして躭弄す。其の文、深理、肝に染む。十二分教は礫となり、是の経は其の中の如意珠なり。八万の法蔵は砂となり、是の経は其の中の紫磨金なり。一句の味ひ醍醐の如し。万病万悩一般に消滅す。一字の光、日月に超へたり。鐵囲・砂界、倶時に照明す。忽ちに重罪を滅すべきのみにあらず速やかに仏果を証す。何ぞこの経典を見るを得、斯の妙理を聞くこと哉。康保二年歳次乙丑(965・村上天皇)七月二十六日甲午 釈道喜記。

注1)日延は、平安時代中期の天台僧。肥前国の出身。権律師仁観の弟子。

中国天台山から延暦寺に対し中国で散逸した天台教籍の書写送付の依頼があり、953年(天暦7年)その送使として呉越国へ渡った。呉越王銭俶から紫衣が贈られて司天台(天文台)で学ぶ特別な許可を与えられ、957年(天徳元年)日本に伝わっていない新暦法の符天暦と内典・外典約1000巻を携えて帰国した。村上天皇はその功を賞して僧綱宣旨を贈ろうとしたが、日延はそれを辞退して九州の大宰府に下り、康保年間(964年 - 968年)藤原師輔のために大浦寺を建立した。符天暦の請来は日本における宿曜道成立のもととなった。

注2)一切如來心祕密全身舍利寶篋印陀羅尼經

開府儀同三司特進試鴻臚卿肅國公食邑三千戸賜紫贈司空謚大鑒正號 大廣智大興善寺三藏沙門不空奉詔譯 

 

如是我聞。一時薄伽梵、摩伽陀國・無垢園寶光明池中に在して。大菩薩衆及び大聲聞僧・天龍・藥叉・健闥婆・阿蘇羅・迦樓羅・緊那羅・摩睺羅伽

・人等と與なりき。無量百千衆倶前後に圍繞せり。

爾時、衆中に一大婆羅門あり。名て無垢妙光という。多聞・聰慧にして人の樂見する所なり。常に十善を奉じ三寶において決定信向するところなり。善心は慇重にして智慧は微細、常に一切衆生に相應の善利をなさしめんと欲す。大富豐饒資具圓滿なり。時に彼の婆羅門無垢妙光、座より起て佛所に往詣し、仏を遶ること七匝。衆香花を以て世尊に奉獻し、無價妙衣瓔珞珠鬘をもって佛上に持覆し、雙足を頂禮して却って一面に住し、是の請言を作す。「唯だ願くは世尊、諸大衆と明日晨朝に我宅中に至って我供養をうけたまへ」と。

爾時世尊默然として之を許す。時に婆羅門、佛の受請を知り所住に遽還す。即ち是夜において餚膳百味飮食を廣辦し、殿宇に種種莊嚴を張施す。明旦に至り已に諸眷屬と衆香花及諸伎樂を持し、如來の所に至って白して言さく、「時至れり、願くは我請に赴きたまへ。今正に是時なり、願くは聽許を垂れたまへ」。

爾時世尊、彼婆羅門無垢妙光を安慰し已に大衆を顧

視し告げて言く、「汝等皆應に彼婆羅門家に往け。彼が為に大利を獲せしめんと欲するが故に」。

時に世尊は即ち座より起ち、纔わずかに起座し已んぬ。佛身より種種の光明を出す。間錯妙色は十方を照觸す。

悉く皆な一切を警覺す。如來既に警覺し已って、然後に道を取る。時に婆羅門恭敬心を以て妙香花を持し、諸眷屬及天龍八部釋梵護世と治道を先行し如來を奉引す。爾時世尊前路不遠、一園名け曰く豐財に中止す。彼園中において古朽塔あり。摧壞崩倒荊棘の沒するところなり。榛草充遍して諸礓礫覆う。状は土堆の如し。

爾時世尊塔所に徑往す。時に朽塔上に大光明を放って

赫然熾盛なり。土聚中において善哉の聲を出す。讃じて言く「善哉善哉釋迦牟尼如來、今日所行極て善境界なり」。又言く「汝婆羅門、汝今日は大善利を獲たり」。爾時世尊、彼朽塔を禮して右遶三匝し、身上衣を脱して其上を用覆す。泫然(げんぜん・さめざめ)垂涙涕泗こもごも流る。泣已って微笑す。まさに爾の時、十方諸佛皆同じく觀視して亦た皆泣涙す。倶に光明を放ち來って是の塔を照らす。是時大衆集會、皆同く怪異し驚怖して住す。爾時、金剛手菩薩亦皆な流涙し、威焔熾盛杵を執って旋轉し佛所に往詣し白言「世尊、此れ何の因縁あって是の光相を現ずや。何故に如來の眼に流涙如是なりや。此是の佛の大瑞光相現前なり。唯願くは如來よ此大衆に我が疑を解釋せよ」。時に薄

伽梵金剛手に告げたまわく「此は大全身舍利聚の如來塔なり。一切如來倶胝の胡麻の如き心陀羅尼印法要が今其中にあり。金剛手よ此法ありて是の中に要在するが故に、是塔は即ち胡麻倶胝の如き百千如來之身となる。亦是は胡麻の如き百千倶胝如來全身舍利聚乃至八萬四千法蘊亦た其中に住す。即ち是れ九十九百千倶

胝如來頂相其中に在り。是塔は一切如來の授記する所なり。若し是の塔の所在の處、大功勳あれば大威徳を具し能く一切吉慶を滿ず」。爾時、大衆は佛の是の説を聞き、離垢及び隨煩惱を遠塵し、法眼淨を得る。其中に即ち須陀洹果を得る者、斯陀含果を得る者、阿那含果を得る者、阿羅漢果を得る者あり。或は辟支佛道をうる者あり。或は菩薩位に入る者あり。或は阿鞞跋致を得る者あり。或は菩提授記を得る者あり。或は

初地二地乃至十地をうる者あり。或は六波羅蜜を滿足する者あり。其の婆羅門は遠塵離垢し五神通を得る。爾時、金剛手菩薩此奇特希有之事を見て佛にもうして言さく、「世尊よ、甚だ奇なり。特に希有なり。但だ此事を聞くに尚し如是の殊勝功徳を獲る。何況んや此法要においておや、善根を種殖し大福聚を獲る」。

佛言く「諦聽金剛手、若し善男子・善女人・比丘・比

丘尼・優婆塞・優婆夷ありて此經典を書寫する者は、即ち爲に彼の九十九百千倶胝如胡麻如來所説經

典を書寫し、即ち彼九十九百千倶胝如胡麻如來において善根を種殖す。即ち彼等の爲に如來護念攝受す。若人讀誦すれば、即ち過去一切諸佛所説經典を讀誦すと為す。若し此經を受持すれば、即ち彼の十方九十九百千倶胝如胡麻如來應正等覺、彼の一切如來一一方所、遙に晝夜現身に攝護を加う。若人此經を花香塗香花鬘衣服嚴具を以て供養する者は、即ち彼の十方九十九百千倶胝如來の前において天妙花妙香衣服嚴具と成る。七寶所成積須彌の如くして供養と為せば善根を種殖すること亦復如是なり」。

爾時、天・龍・八部・人等は是已各懷希奇を見聞し、互相に謂って言く、「奇なるかな威徳、是れ朽土聚の如來神力を以て加持するところの故に是の神變有り」。時に金剛手、白佛言「世尊よ、何の因縁の故に是の七寶塔は土聚となって現ずるや」。佛、金剛手につげたまわく「此は土聚に非ず、乃ち是れ七寶所成の大寶塔なるのみ、復次に金剛手よ、諸衆生業果に由っての故に隱る。如來全身は毀壞すべきにあらず。豈に如來金剛藏身而壞すべき有らん也。但し衆生業果因縁を以ての故に隱を示現す耳なり。復次に金剛手よ、後世末法逼迫時には多くの衆生非法を習行する有り。應に地獄に墮すべし。佛法僧を求めず善根を種殖せず、

是の因縁の為に妙法は當に隱れる。唯だ此塔を除く。一切如來神力所持を以ての故に。是事を以ての故に我今流涙す。彼の諸如來亦た是事を以て悉く皆流涙す」。爾時、金剛手菩薩白佛言「世尊よ、若し人有りて此經を書寫し塔中に安置せば幾ばくの所福を獲や」。

佛告金剛手「若し人、此經を書寫し塔中に置く者は、是塔は即ち一切如來金剛藏窣堵波と爲り、亦た一

切如來陀羅尼心祕密加持窣堵波と爲る。即ち九

十九百千倶胝如胡麻如來窣堵波と爲る。亦た一

切如來佛頂佛眼窣堵波となる。即ち一切如來神

力所護となる。若し佛形像中及び一切窣堵波中に安置せば、此經を安置する者は其像即七寶所成となる。其

窣堵波亦七寶傘蓋珠網露槃交結徳字鈴鐸純となり、七寶となる。一切如來は此法要により其威力を加う。誠實言を以て本誓加持す。若し有情にして能く此塔において種殖善根せば必定して阿耨多羅三藐三菩提において不退轉を得る。乃至、應に阿鼻地獄に墮せんとき若し此塔を一禮拜一圍遶すれば必ず解脱を得、皆な於阿耨多羅三藐三菩提において不退轉を得る。塔及び形像所在の處は一切如來神力所護なり。其處惡風雷雹霹靂所害となさず。又復た毒蛇毒蟲毒獸所傷となさず。惡星怪鳥鸚鵡鴝鵒蟲鼠虎狼蜂蠆の所傷害となさず。

亦た夜叉羅刹部多比舍遮癲癇の怖なし。亦た一切寒熱諸病癧瘺癰毒瘡癬疥癩所染となさず。若し人、暫くも是塔を見れば一切皆除す。其處亦た人馬牛疫童子童女疫なし。亦た非命所夭なし。亦た刀杖水火所傷なし。亦た他敵所侵飢饉所逼なし。厭魅呪詛能く便をうることなし。四大天王と諸眷屬、晝夜衞護す。二十八部大藥叉將及び日月衝暈彗星晝夜護持す。一切龍王其精氣を加え、降雨順時なり。一切諸天と忉利天は三時に下來し亦た塔を供養禮拜するがための故に、一切諸仙三時に來集し讃詠旋遶す。釋提桓因と諸天女は晝夜三時に來下供養す。其處に即ち一切如來護念加持の爲なり。若し人、塔を或は土石木金銀赤銅にて作り、此法要を書きてその中に安置せば纔に安置し已って其塔は即ち七寶所成となる。上下階陛露槃傘蓋鈴鐸網綴純七寶となる。其塔の四方の如來形像も亦復如是なり。則ち一切如來神力所持。其七寶塔は大全身舍利藏にして高くは阿迦尼吒天宮に至り一切諸天守衞供養す。金剛手白佛言「世尊よ、何の因縁の故に此法は如是の殊勝功徳ありや」

佛告金剛手「此寶篋陀羅尼威神力を以ての故なり」。金剛手言「唯願くは如來、我等を哀愍して是の陀羅尼を説きたまえ」。

佛言「諦聽金剛手、此是の一切如來未來現在及び已般涅槃者全身舍利は皆な寶篋陀羅尼中にあり。是諸如來所有の三身も亦た是の中に有り」。

爾時世尊即説陀羅尼曰

「莫悉怛哩野地尾迦南 薩婆怛他蘖多喃 唵 部尾婆嚩娜嚩唎 嚩者梨 嚩者[齒*來] 祖嚕祖嚕馱囉馱囉 薩嚩怛他蘖多 馱睹馱梨缽娜[牟*含]婆嚩底 惹也嚩梨 畝怛梨薩磨囉 怛他蘗多達磨斫迦囉 缽羅靺栗多娜嚩曰 羅冒地滿拏 楞迦囉 楞訖哩諦 薩嚩怛他蘗多地瑟恥諦 冒馱野冒 馱野 冒地冒地 沒だ沒だ 參冒馱儞參冒馱野 者攞者攞 者懶都 薩嚩 嚩囉拏儞 薩嚩播波尾蘗諦 戶嚕戶嚕 薩嚩戍迦弭蘗帝 薩嚩怛他蘗多 訖哩娜野嚩日囉抳 三婆囉三婆囉 薩嚩怛他蘗多 虞[口*皿]野馱囉抳畝涅梨 囉沒悌蘇沒悌 薩嚩怛他蘗多地瑟恥多 馱睹蘗陛娑嚩賀 三摩耶地瑟恥帝娑嚩訶 薩嚩怛他蘗多訖哩娜野馱睹畝捺犁娑嚩訶 蘇缽羅底瑟恥多薩睹閉怛他蘗多地瑟恥帝戶嚕戶嚕吽吽娑嚩訶 唵薩嚩怛他蘗多 塢瑟抳沙馱睹畝捺囉尼薩嚩怛他蘗單娑馱睹尾部使多地瑟恥帝 吽吽娑嚩訶(「のうぼう ばぎゃばてい たれいろきゃ はらち びししゅだや ぼだや ばぎゃばてい たにゃた おん びしゅだや びしゅだや あさんま あさんま さんまんだ ばばしゃ そはらんだ ぎゃちぎゃかのう そははんば びしゅでい あびしんじゃとまん そぎゃた ばらばしゃのう あみりた びせいけい まかまんだらはだい あからあから あゆさんだらに しゅだやしゅだや ぎゃぎゃのう びしゅでい うしゅにしゃ びじゃや びしゅでい さかさら あらしめい さんそじてい さらばたたぎゃた ばろきゃに しゃたはらみた はりほらに さらばたたぎゃた きりだや じしゅちたのう じしゅちた まか ぼだれい ばざらきゃや そがたのう びしゅでいさらばばらだ どらぎゃち はりびしゅでい はらちに ばりだや あゆくしゅでい さんまや じしゅちてい まにまに まかまに たたたぼだくちはりしゅでい びそぼだ ぼうじゅしゅでい じゃやじゃや びじゃや びじゃや さんまらさんまら さらばぼだじしゅちた しゅでいばじりばざらぎゃらべい ばざらん ばんばとまま しゃりらん さらばさとばなん しゃきゃや はりびしゅでい さらばぎゃち はりしゅでい さらばたたぎゃた しっしゃめい さんまじばさえんどう さらばたたぎゃた さんまじゅばさじしゅちてい ぼうじやぼうじや びぼうじやびぼうじや ぼうだやぼうだや びぼうだやびぼうだや さんまんだ はりしゅうでい さらば たたぎゃた きりだやじしゅちたのう じしゅちたまかぼだれいそわか  」

 

爾時世尊、是の陀羅尼を説く時、朽塔處從り七寶

窣堵波自然涌出するあり。高廣嚴飾莊嚴微妙にして大光明を放つ。時に彼の十方九十九百千倶胝那庾多如

來は、皆來って釋迦牟尼佛を稱讃し各の是言を作す「善哉善哉、釋迦如來よ、能く如是の廣大法要を説き如是の法藏を安置し、閻浮提において諸衆生をして利樂安隱ならしむ。若し善男子善女人ありて此法要を安んじ、此の陀羅尼を塔像中に安置する者は、我等十方諸佛は、其方處に隨って恒常に隨逐し、一切時において神通力及誓願力を以て加持護念せん」

爾時、世尊此の大全身舍利寶篋印陀羅尼を説きて

廣作佛事已んぬ。然後に彼の婆羅門家にいき、諸供養を受け、無數の天人に大福利已を獲しめ、却還して所住す。爾時大衆比丘比丘尼優婆塞優婆夷天龍夜叉健

闥婆阿修羅迦樓羅緊那羅摩睺羅伽人等、皆大歡喜し信受奉行せり

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