福聚講

平成20年6月に発起した福聚講のご案内を掲載します。

仏教大原理(釈雲照)・・22(追加)

2022-09-22 | 法話

未曽有因果経に説いて曰く
「仏、波斯匿王にといていわく、世人の心麤なること猿猴のごとし。諸々の煩悩の風の為に動揺せる。この故に十善道を行ぜんと欲せばまさに三時を限るべし。いずれをかこれを三時といふ。晨(明方)より食時(辰の刻、8時)に至るを名つ゛けて上時とす。一食の間を経るを名つ゛けて中時とす。百歩を行く時を名つ゛けて下時とす。十善戒を受けてその堪え得る時間に従ってその心を守り堅く三戒(不慳貪・不瞋恚・不邪見)を保ち、漏失せしむることなかれ。これすなわち名つ゛けて十善を修行すと為す。(短い間でも心の十善戒たる不慳貪・不瞋恚・不邪見、を保てば十善戒を行じたことになる

「仏説未曾有因果経」の該当部分「・・佛告王曰。世人心麁。譬如猴。爲諸煩惱風所動轉。是故欲行十善道者。不得遲久。欲修十善。當限三時。何謂三時。從晨至食。名爲上時。經一食頃。名爲中時。行百歩時。名爲下時。受十善法。隨其所堪。於一時中。將護其心。堅持三戒。無令漏失。是則名爲修行十善・・・」)

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