「この世には四つの真実がある。
第一にすべて生きとし生けるものはみな無明から生まれること。
第二に、すべて欲望の対象となるものは無常であり苦しみでありうつりかわるものでること。
第三に、すべて存在するものは無常でありうつり変わるものであること。
第四に、我も、我がものも、ないということである。」
(仏教聖典・増支部経典)
これらはすべて世俗の常識の反対です。我々は自分を賢いと思っており、財は永遠と思っており、この世は永遠と思い、「俺が俺が」と思って生きています。しかし人生のある時点で、そうではないことを思い知らされることがあります。それでも「露の世は、露の世ながら さりながら」(一茶)といわざるを得ないのが凡夫の性です。そこに密教があります。
第一にすべて生きとし生けるものはみな無明から生まれること。
第二に、すべて欲望の対象となるものは無常であり苦しみでありうつりかわるものでること。
第三に、すべて存在するものは無常でありうつり変わるものであること。
第四に、我も、我がものも、ないということである。」
(仏教聖典・増支部経典)
これらはすべて世俗の常識の反対です。我々は自分を賢いと思っており、財は永遠と思っており、この世は永遠と思い、「俺が俺が」と思って生きています。しかし人生のある時点で、そうではないことを思い知らされることがあります。それでも「露の世は、露の世ながら さりながら」(一茶)といわざるを得ないのが凡夫の性です。そこに密教があります。