福聚講

平成20年6月に発起した福聚講のご案内を掲載します。

聖無動尊大威怒王秘密陀羅尼経

2013-08-28 | 関東三十六不動について
聖無動尊大威怒王秘密陀羅尼経



聖無動尊 大威怒王 秘密陀羅尼経
しょうむどうそん だいゐぬおう ひみつだらにきょう

金剛手菩薩説三蔵般若遮迦 羅 譯
こんごうしゅぼさつのせつさんぞうはんにゃしゃか らの やく

爾時     毘盧遮那大會中      有一菩薩摩訶薩
そのときに びるしゃなだいえのうちに ひとりのぼさつまかさついます。

名曰金剛手 
なづけてこんごうしゅといふ。

與妙吉祥菩薩倶           此金剛手
みょうきちじょうぼさつとともなりき。このこんごうしゅは。

是法身大士         是故名普賢
これほっしんのだいしなり。このゆえにふげんとなづく。

即従如来        得持金剛杵
すなはちにょらいより。こんごうしょうをえたり。

其金剛杵       五智所成 
そのこんごうしょは ごちのしょじょうなり。

故名金剛手              又妙吉祥菩薩
かるがゆえにこんごうしゅとなづく。またみょうきちじょうぼさつは

是三世覚母       故名文殊師利 
これさんぜのかくもなり。かるがゆえにもんじゅしりとなづく。

如是菩薩        為度衆生           現菩薩身 
かくのごときぼさつは。しゅじょうをどせんがために ぼさつのしんをげんじ。

成就戒定慧  解脱解脱
かいじょうゑ  げだつちけんをじょうじゅして。

知見善能通達 諸陀羅尼門 
よくよくもろもろのだらにもんにつうだつせり。

其心禪寂          常住三昧 
そのしんぜんじゃくにして。つねにさんまいにじゅうし。

降伏衆魔       令入正見     得大智慧
しゅまをこうぶくして しょうけんにいれ。だいちえをえしむるに。

無有障礙        能隨衆生          轉大法輪 
しょうげあることなし。 よくしゅじょうにしたがって。だいほうりんをてんず。

吹解脱風           除衆生熱
げだつのかぜをふかせて。しゅじょうのねつのうをのぞく。

悩雨大法雨        注衆生心地 
たいほうのあめをふらし。しゅじょうのしんぢにそそぎ。

殖善根種           亦能具足秘密之蔵
ぜんこんのたねをうえしめ。またよくひみつのぞうをぐそくせしむ。

其心自在         或現多身
そのしんじざいにして。あるいはたしんをげんし。

復合多身         以為一身
またたしんをがっして。 もっていっしんとなし。

隨衆生願               能與悉地
しゅじょうのねがいにしたがって よくしつちをあたへ。

以宿願薬           療衆生病
しゅくがんのくすりをもって。 しゅじょうのやまいをいやす。

是大菩薩戴五髻冠
このだいぼさつはごけのかんむりをいただきて。

顯五種智慧         智慧如日月
ごしゅのちえをあらわす。 ちえはにちげつのごとくにして。

照諸暗冥 
もろもろのあんみょうにてらす。

常為人天         之所恭敬         設大法船
つねにじんてんのためにくぎょうせられために。 だいほうのふねをもうけ。

普度苦海         令到彼岸
あまねくくかいをどして。ひがんにいたらしむるに。

心無傾動         不染塵垢      
こころにけいどうなく。じんくにそまず。

能誘衆生            令見妙色
よくしゅじょうをいざなひいて。みょうしきをみしむ。

如是功徳       甚深無量  
かくのごとくのくどく。じんじんむりょうなり。

設経多劫             讃不能盡
たとひたこうをへてほむるとも。つくすことあたはず。

是二菩薩 成就如上 殊勝功徳
このにぼさつは。にょじょうのしゅしょうのくどくをじょうじゅしたまへり。

於是金剛手菩薩          入火生三昧
ここにおいてこんごうしゅぼさつ。かしょうざんまいにいり。

其光普照       無邊世界
そのひかりあまねく むへんのせかいをてらす。

火焔熾盛        焚燒諸障
かゑんしじょうにして もろもろのさわりをぼんしょうす。

内外魔軍     恐怖馳走
ないげのまぐん。きょうふちそうして。

欲入山中               不能遠去
さんちゅうにいらんとほっすれども。とおくさることあたはず。

欲入大海               亦不能去
だいかいにいらんとほっすれども。またさることあたはず。

擧聲大叫            唯至佛所
こえをあげておおいにさけぶ。ただぶっしょにいたりて。

請乞救護    捨於魔業   發大悲心
くごをこいこふ。まごうをすて。だいひしんをおこす。

釋堤桓因       梵天王等     捨深禪定楽
しゃくだいかんいん ぼんてんおうとう。じんぜんじょうのらくをすて。

來入此處          天龍八部
このところにらいにゅうし。てんりゅうはちぶ。

皆悉來至菩薩之所              作禮而坐 
みなことごとくぼさつのみもとにらいしして。れいをなしてざす。

爾時金剛手       従三昧起       
そのときにこんごうしゅ。さんまいよりたつて

告妙吉祥 菩薩言有
みょうきちじょうぼさつに つげてのたまはく。

大威怒王       名曰阿利耶    阿闍羅拏
だいいぬおういます。なづけてありや あしゃらのう

多尾地耶阿羅惹
たびぢやあらんじゃといふ。

是大明王        有大威力 
このだいみょうおうは だいいりきあり。

以智慧火     燒諸障礙 
ちえのひをもって。もろもろのしょうげをやき。

亦以法水        漱諸塵垢
またほうすいをもって。もろもろのじんくをすすぐ。

或現大身            満虚空中
あるいはだいしんをげんじて。こくうのうちにみつ。

或現小身             隨衆生意 
あるいはしょうしんをげんじて。しゅじょうのこころにしたがひ。

如金翅鳥       諸毒悪口 
こんじちょうのごとく。もろもろのどくあくをくらふ。

敢亦如大龍       興大智雲         而灑法雨 
まただいりゅうのごとく。だいちのくもをおこして。ほううをそそぐ。

如大力劔        摧破魔軍
だいとうけんのごとく。まぐんをざいはし。

亦如羂索       縛大力魔
またけんさくのごとく。だいりきのまをばくす。

如親友童子        給仕行人
しんゆうのどうじのごとく。ぎょうじんにきゅうじす。

其心不驚       住不動定
そのしんおどらかず。ふどうじょうにじゅうすればなり。

是大明王        無其所居  
このだいみょうおうは。そのしょごなし。

住衆生心想之中
ただしゅじょうのしんそうのうちゅにじゅうしたまふ。

所以者何        虚空廣故       世界無邊
ゆえいかんとなれば。こくうひろきがゆえに せかいむへんなり。

世界無邊故           衆生界廣   
せかいむへんなるがゆえに。しゅじょうかいひろし。

衆生界廣故            法身體廣
しゅじょうかいひろきがゆえに。ほっしんのたいひろし。

法身體廣故             遍法界遍 
ほっしんのたいひろきがゆえに。ほうかいにへんず。

法界故以             無相為體 
ほうかいにへんずるがゆえに。むそうをもってたいとし。

無相而有相        隨行者意 
むそうにしてそうあれば ぎょうじゃのこころにしたがつて。

現其形體
そのぎょうたいをげんず。

其身    非有    非無     非因      非縁
そのしん うにあらず むにあらず。いんにあらず えんにあらず。

非自     非他    非方       非圓
じにあらず たにあらず。ほうにあらず  えんにあらず。

非長       非短      非出       非沒
ちょうにあらず たんにあらず。しゅつにあらず もつにあらず。

非生      非滅       非造      非起
しょうにあらず めつにあらず。ぞうにあらず きにあらず

非為作    非坐     非臥     非行住
いさにあらず。ざにあらず がにあらず ぎょうじゅうにあらず。

非動      非轉      非閑静
どうにあらず てんにあらず。かんじょうにあらず。

非進        非退       非安危
すすむにあらず しりぞくにあらず。あんきにあらず。

非是非    非非     非得失      非彼
ぜにあらず ひにあらず。とくしつにあらず。かれにあらず

非此      非去來     非青       非黄
これにあらず。こらいにあらず。しょうにあらず おうにあらず。

非赤      非白       非紅      非紫
しゃくにあらず びゃくにあらず。こうにあらず しにあらず

非種種色
しゅじゅのしきにあらず。

唯圓満大定智悲          無不具足
ただだいじょうちひをえんまんして。ぐそくせざることなし。

即以大定徳故            坐金剛盤石
すなはちだいじょうのとくのゆえに。こんごうののばんじゃくにざし。

以大智徳故            現迦楼羅焔以
だいちのとくをもってのゆえに。かるらえんをげんじ。

大悲徳故             現種種相貌
だいひのとくをもってのゆえに。しゅじゅのそうみょうをげんず。

其形青黒           似暴悪相
そのかたちしょうこくにして。ぼうあくのそうににたり。

執智慧剣       害貪瞋癡
ちえのけんをとりて とんじんちをがいし。

或持三昧索              繋縛難伏者
あるいはさんまいのなわをじして。なんふくのものをけいばくす

常為天龍八部之 所恭敬
つねにてんりゅうはちぶのためにくぎょうせらる。

若纔憶念      是威怒王  
もしわずかに このいぬおうをおくねんせば。

能令一切作障難者      
よくいっさいしょうなんをなすものをして。

皆悉断壊
みなことごとくだんえせしむ。

一切魔衆     不敢親近
いっさいのましゅ。あえてしんごんせず。

常當遠離    是修行者
つねにまさにこのしゅぎょうしゃしょじゅうのところをおんりして。

所住之處一百由旬内    無有魔事及鬼神等  鬼は「ノ」はなし
いっぴゃくゆじゅんのうちに まじおよびきしんとうあることなかるべし。

時金剛手 説最勝根本大陀羅尼曰
ときにこんごうしゅ。さいしょうこんぽんだいだらにをといてのたまわく

曩莫薩縛怛他 ぎゃ帝毘薬 薩縛目契毘薬
なうまくさらばたた ぎゃていびやく さらばぼつけいびやく 

薩縛怛他羅 賛拏摩訶路灑拏欠きゃ
さらばたたらた せんだまかろしゃだけんぎゃ 

ききゃ き薩縛尾覲南 吽怛羅 悍漫      ロ四=き
きぎゃきさらばびきんなん うんたら たかんまん

纔誦是真言 出大智火
わずかにこのしんごんをじゅすれば。だいちかはいだして。

焚燒一切魔軍
いっさいのまぐんをぼんしょうす。

三千大千世界 咸被大忿怒王
さんぜんだいせんせかい。ことごとくだいふんぬおうの

威光焚燒            成大火聚
いこうにぼんしょうせられて。だいかじゅとなる。

唯除十地菩薩等      一切佛土 
ただじゅうちのぼさつとう いっさいのぶつどをのぞいて。

燒諸冥衆            後以法薬         令得安穏
もろもろのみょうしゅうをやき。のちにほうやくをもって。あんのんをえしむ。

時金剛手      而説偈言
ときにこんごうしゅ しかもげをといてのたまわく

若持是真言 成就無傾動 
もしこのしんごんをじせば むけいどうをじょうじゅして

燒諸徃昔罪 降伏大魔王 
もろもろのおうじゃくのつみをやき だいまおうをごうぶくせん

所求一切事 隨持得成就
しょぐのいっさいのじ たもつにしたがってじょうじゅをえん

十二大天等       常來而加護 
じゅうにだいてんとう つねにきたりてかごし 

東北伊舎那     東方帝釋天 
とうほくのいしゃな とうほうのたいしゃくてん

東南火光尊       南方焔魔天
とうなんのかこうそん なんぽうのえんまてん 

西南羅刹王       西方水雨天 
さいなんのらせつてん さいほうのすいうてん 

西北吹風雲       北方多聞天 
さいほくのふうんてん ほくほうのたもんてん 

上方大梵天         下方持地天
じょうほうのだいぼんてん げほうのじぢてん 

日天照衆闇         月天清涼光 
にってんしょうしゅうあん がつてんしょうりょうこう

如是大力天           而來圍遶彼 
かくのごときだいりきのてん しかもきたつてかれをいにょうせん 

或蒙明王伏 還敬作擁護
あるいはみょうおうのふくをこうむり かえっておうごをなす 

使者矜羯羅 及與制迦 
ししゃのこんがら およびせいたか

倶利迦龍王    薬廁に使者 
くりからりゅうおう やくしにししゃ 

如是大眷屬         或隠        或顯來
かくのごときだいけんぞく あるいはかくれ あるいはあらはれきたりて

奉仕修行者           如敬於世尊 
しゅぎょうしゃにぶじすること せそんをうやまふがごとくならん 

若為大根者             現聖者忿怒 
もしだいこんのもののためには しょうじゃふんぬをげんじ 

根性中根者            得見二童子
こんじょうちゅうこんのものは にどうしをみることをえん 

若下根行人 生怖不能見 
もしげこんのぎょうにん おそれをしょうじてみることあたはず 

是故大明王          為現親友形 
このゆえにだいみょうおう ためにしんうのかたちをげんじたまふ 

如是隨根性               而作大利益
かくのごとくこんじょうにしたがつて しかもだいりやくをなし

漸漸誘進彼             入於阿字門
ぜんぜんにかれをゆうしんして あじもんにいらしむ


爾時金剛手菩薩         説是偈巳 
そのときにこんごうしゅぼさつ このげをときおわつて。

普觀大衆           而告之言
あまねくだいしゅうをみて。これにつげてのたまわく。

善哉大會      皆由宿善故 
よいかなやだいえ。みなしゅくぜんによるがゆえに。

今来得聞 如是明王           及大力神咒
いまきたつてかくのごときみょうおう。およびだいりきのじんじゅをきくことをう。

若欲見是大明王者 
もしこのだいみょうおうをみたてまつらんとほっせんものは。

應修捨身修行法
まさにしゃしんしゅぎょうのほうをしゅうしべし。

復説真言曰
またしんごんをといてのたまわく。

曩莫三曼多縛曰羅 赧怛羅 
なうまくさまんだばざら だんたらた

婀慕伽戰拏   摩訶路灑拏婆破 
あぼきゃせんだ まかろしゃだそは

也婀 曩也阿婆荷 阿三忙銀に
たやあ なうやあそぎゃ あさんまぎに

吽吽尾覲南    吽怛羅悍漫
うんうんびぎなん うんたらたかんまん


修真言行人 持誦是真言 
しんごんをしゅうするぎょうじんは このしんごんをじじゅすべし 

従身放光明 降伏諸魔王 
みよりこうみょうをはなって もろもろのまおうをごうぶくし

所求一切事 隨持得成就
しょぐのいっさいのじ じにしたがってじょうじゅすることをうべし

是故名護身 能得無恐怖 
このゆえにごしんとなづく よくきょうふなきことをう 

亦有真言明 名加護住處 
またしんごんみょうあり かごじゅうしょとなづく

遠離諸悪怖 常得勝安穏
もろもろのくふをおんりして つねにしょうあんおんをう


彼大真言曰
かのだいしんごんにいわく

曩莫三曼多     縛曰羅 赧怛羅    
なうまくさんまんだ ばざら   だんたら た

阿慕伽  賛拏摩訶路灑拏婆頗 
あぼきゃ せんだまかろしゃだそは

也薩縛尾覲南    摩摩婆縛 
たやさらばびきんなん ままそは

婆底  扇底始鑁茗阿左羅黨
しゃち せんちしばんめいあさらとう

矩魯怛羅 摩也怛羅 摩也 吽怛羅  悍漫
くろたら  まやたら  まや うんたら かんまん

金剛手言         一切衆生意相不同
こんごうしゅのたまわく。いっさいしゅじょう。いそうおなじからず。

是故如来        或現慈體         惑現忿怒
このゆえににょらい あるいはじたいをげんじ。あるいはふんぬをげんじて。
 
教化衆生各各不同隨
しゅじょうをきょうけすること。かくかくふどうなり。


衆生意而作利益  
しゅじょうのいにしたがいて。しかもりやくをなし。

雖破魔軍後與法楽
まぐんをはすといえどものちにはほうらくをあたへ。


雖現忿怒内心慈悲  
ふんぬをげんずといえども。ないしんはじひなり。

如摩醯首羅者         得第八地慈善根力
まけいしゅらのごときものも。だいはちじをえてじぜんこんのちからあり。

應以知之   
まさにもつてこれをしるべし。

説是語己          復告大衆
このことばをときおわりて まただいしゅうにつげたまわく。

若欲成就如是法者
もしこのごときのほうをじょうじゅせんとほつするものは。

入於山林寂静之處
さんりんじゃくじょうのところにいり。

求清浄地 建立壇場
しょうじょうのちをもとめ。だんじょうをこんりゅうして。

修諸梵行              作念誦法
もろもろのぼんぎょうをしゅうし。ねんじゅのほうをなさば。

即見本尊               圓満悉地
すなはちほんぞんをみたてまつり。しつぢをえんまんすべし。

或入河水          而作念誦
あるいはかすいにいつて。ねんじゅをなし。

若於山頂樹下       塔廟之處 
もしくはさんちょうじゅげ とうびょうのところにおいて。

作念誦法          速得成就 
ねんじゅのほうをなさば すみやかにじょうじゅをえん。

或於安置般若経處                     作之成就 
あるいははんにゃきょうをあんちするところにおいて これをなさばじょうじゅすべし。

如是修時整其三業不造
このごとくしゅうするときは。そのさんごうをととのえ。

衆罪亦不親近諸餘悪人作
しゅざいをつくらず。またしょよのあくにんにしんごんせずして。

諸護摩事速得悉地
もろもろのごまのじをなさば。すみやかにしっじをえん。

不食五辛酒肉作之成就
ごしんしゅにくをくらはずして。これをなさばじょうじゅせん。

而説偈言
げをといてのたまわく

若能行是行       功徳不可量 
もしよくこのぎょうせば くどくはかるべからず 

如法作念誦           即得大悉地 
にょほうにねんじゅをなさば すなはちだいしつちをえん

行者修苦行          或心想清浄
ぎょうじゃくぎょうをしゅうし あるいはしんそうしょうじょうにして


三洛叉數満 常得見本尊 
さんらくしゃのすうまんせば つねにほんぞんをみたてまつることをえん 

欲験法成者 能移山及動 
ほうじょうをこころみんとほつせば よくやまをうつしおよびどうぜしめ 

能使水逆流 隨意作諸事
よくみずをしてさかさまにながさしめ。こころにしたがつてしょじをなさん

欲見諸佛土 明王忽出現 
もろもろのぶつどをみんとほつすれば みょうおう たちまにしゅつげんして 

頂戴於行者 能令得見之 
ぎょうじゃをちょうだいして。よくこれをみることをしむ 


何况餘求事 隨持得成就
いかにいわんやよにもとむることをや じにしたがひてじょうじゅをえん

不堕四悪趣 決定證妙果 
しあくしゅにだせず けつじょうのみょうかをしょうせん 

如是諸功徳 我讃不能盡 
かくのごとくのもろもろのくどく われさんすれどもつくすことあたわじ 

唯大聖世尊 能知如是法
ただだいしょうせそんのみ よくかくのごときほうをしろしめせり

爾時佛 告妙吉祥菩薩 
そのときにほとけ。みょうきっしょうぼさつにつげて。

而作言是 若未来世 
このことばをなしたまはく。もしみらいせに。

有諸行人由宿福故
もろもろのぎょうじんありて。しゅくふくによるがゆえに。

得聞如是明王名號                        
かくのごときのみょうおうのみょうごうをきくことをえ。

或復受持是聖無動尊大威怒王陀羅尼経者
ありうはまたこのせうむどうそんさいいぬおうだらにきょうをじゅじせんものは。

當知是人無有横死亦無恐怖
まさにしるべし。このひとはおうしあることなく。またきょうふなし。


豪諸天護持無諸障礙
しょてんのごじをこうむりて。もろもろのしょうげなし。

何况如上作念誦者其福無量作
いかにいわんやかみのごとく。ねんじゅをなさんものをや。そのふくむりょうなり。


是語巳黙然而坐
このことばをなしおわつて。もくねんとしてざしたまふ。


金剛手言善哉善哉如大聖説 
こんごうしゅのもうさく。よいかなよいかな。だいしょうのせつのごとし。


説是言己遂基本意還著本座
このことばをときおわつて。そのほんいをとげてかえってほんざにつきたまふ。

爾時大衆聞説 是経巳 
そのときにたいしゅうこのきょうをときたまふをききおわつて。

各得勝位皆大觀喜信受奉行
おのおのしょういをえみなおおいにかんぎししんじゅしぶぎょうしき

聖無動尊大威怒王秘密陀羅尼経
しょうむどうそんだいゐぬおうひみつだらにきょう
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« お大師様の御足跡寺院その8 | トップ | 観音経講説その2 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

関東三十六不動について」カテゴリの最新記事