善財童子の訪問者と教え(華厳経入法界品)8
七番目、南方荘厳閻浮提頂国 海憧比丘
海憧比丘は深い禅定に入っていて毛穴・足・膝・脇・胸・眼など体中から仏さまの世界を見せるなど様々な神變を現じました。
「善男子よこの三昧は普眼捨得と名け、又、【清浄光明般若波羅蜜の境界】と名け又清浄荘厳普門と名く。善男子よ般若波羅蜜を修習するが故に此の三昧を得たり。・・この三昧は・・一切の仏の清浄なる大乗海の源底を得て障礙する所なく、随順して普く十方の世界に入りて障礙する所なく、・・大悲を以て十方の衆生を摂取して障礙する所なく、大慈を以て十方の世界に充満して障礙する所なく・・随順して十方の仏法を観察して障礙する所なく、十方の仏を見たてまつりて心に厭足なく・・我ただこの【清浄光明般若波羅蜜三昧の法門】を知るのみ」。(般若波羅蜜の光明により十方の仏を見る等様々な三昧を生じることができる、とする。)。
これは十住位のうちの正心住(般若の空智を成就する位)とされます。華厳五十五所絵巻でも下から六番目ということで「第六正心住」と書かれています。
般若の空とまではいきませんが70過ぎると昔の知り合いが次々と幽冥境を異にしていきます。父親によくしてくれた法類の方方、弁護士で大活躍していた友人、長く組織の頂点に立ち自分にもよくしてくれていた人、人当たりがよく世話焼きだった人、病院長だった友人・・これらの友人達はあっという間に鬼籍に入ってしまいました。去る者は日々に疎し、で徐々に世間からも忘れ去られていきます。今までの「生」はなんだったのかと思います。まさに空の空の空です。
七番目、南方荘厳閻浮提頂国 海憧比丘
海憧比丘は深い禅定に入っていて毛穴・足・膝・脇・胸・眼など体中から仏さまの世界を見せるなど様々な神變を現じました。
「善男子よこの三昧は普眼捨得と名け、又、【清浄光明般若波羅蜜の境界】と名け又清浄荘厳普門と名く。善男子よ般若波羅蜜を修習するが故に此の三昧を得たり。・・この三昧は・・一切の仏の清浄なる大乗海の源底を得て障礙する所なく、随順して普く十方の世界に入りて障礙する所なく、・・大悲を以て十方の衆生を摂取して障礙する所なく、大慈を以て十方の世界に充満して障礙する所なく・・随順して十方の仏法を観察して障礙する所なく、十方の仏を見たてまつりて心に厭足なく・・我ただこの【清浄光明般若波羅蜜三昧の法門】を知るのみ」。(般若波羅蜜の光明により十方の仏を見る等様々な三昧を生じることができる、とする。)。
これは十住位のうちの正心住(般若の空智を成就する位)とされます。華厳五十五所絵巻でも下から六番目ということで「第六正心住」と書かれています。
般若の空とまではいきませんが70過ぎると昔の知り合いが次々と幽冥境を異にしていきます。父親によくしてくれた法類の方方、弁護士で大活躍していた友人、長く組織の頂点に立ち自分にもよくしてくれていた人、人当たりがよく世話焼きだった人、病院長だった友人・・これらの友人達はあっという間に鬼籍に入ってしまいました。去る者は日々に疎し、で徐々に世間からも忘れ去られていきます。今までの「生」はなんだったのかと思います。まさに空の空の空です。