福聚講

平成20年6月に発起した福聚講のご案内を掲載します。

今日は疫病平癒の為後土御門天皇が大覚寺の勅封心経を拝まれた日

2021-07-12 | 法話


続史愚抄 / 長享二年1488七月十二日甲戌条
「十二日甲戌 大覚寺心経〈嵯峨天皇宸筆及後光厳院後花園院等宸翰合三巻 〉を召して宮中に於いて 御礼拝有り。 抑(そもそも)頃日(ちかごろ)京畿に疫病流行し 人民多死の故也。」
・天皇は後土御門天皇(室町幕府は足利義尚)。後土御門天皇は敬虔な仏教徒であり、皇室の貧窮は自分の罪障が原因と考えて、阿弥陀仏の慈悲に希望を託し以下の和歌を詠まれた。
「誓ありと 思ひうる身に なす罪の 重きもいかで 弥陀はもらさむ」
・大覚寺の勅封心経殿には、嵯峨天皇・後光厳天皇・後花園天皇・後奈良天皇(16世紀)・正親町天皇(16世紀)・光格天皇(19世紀)の勅封心経が奉安されています。
・歴代天皇陛下は災害の都度、大覚寺の勅封般若心経を拝まれました。

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