【中尊寺・秘仏「一字金輪仏頂尊坐像」(重要文化財)】を拝して
「一字金輪仏頂尊」は、特別な年に御開帳されてきましたが、今回、中尊寺の世界遺産登録記念と東日本大震災復興を祈願して、12年ぶりに御開帳されました
讃衡蔵特別収蔵室での御開帳で、静かな堂内で、まず簡単なビデオを拝見。
12世紀、奥州藤原氏三代秀衡公の念持仏と伝えられ、今日まで秘仏として鑚仰され、一般への公開は12年ぶりとのことです。ビデオは数分で終わり、案内のお坊さんに依って大きな厚い木の扉が開けられました。
広い堂内の中央には、光りに照らされた、一字金輪仏頂尊坐像が暖かく迎えてくれました。 ( 重要文化財 木造彩色 像高76.0cm 平安時代(12世紀))
ふくよかな円いお顔に、細く三日月形に引かれた眉、玉眼、小さな赤い唇、白い顔に、薄く紅を引いた頬は、『人肌の大日』と称されていることが頷けます。。
綺麗に彩色されたこの仏様が、秀衡公の念持仏であり、12年ぶりのご開帳ということを思い、こうして拝見出来る幸せで、胸がいっぱいになりました。あたりを照らす様な高貴なお顔に強く心引かれると同時に、子供のようなかわいらしさが印象に残りました。長い歴史の中で、信仰されてきた御仏のお姿には、心を洗われるような、安心感がありました。
2012年10月14日 中尊寺にて拝観 K.S記
「一字金輪仏頂尊」は、特別な年に御開帳されてきましたが、今回、中尊寺の世界遺産登録記念と東日本大震災復興を祈願して、12年ぶりに御開帳されました
讃衡蔵特別収蔵室での御開帳で、静かな堂内で、まず簡単なビデオを拝見。
12世紀、奥州藤原氏三代秀衡公の念持仏と伝えられ、今日まで秘仏として鑚仰され、一般への公開は12年ぶりとのことです。ビデオは数分で終わり、案内のお坊さんに依って大きな厚い木の扉が開けられました。
広い堂内の中央には、光りに照らされた、一字金輪仏頂尊坐像が暖かく迎えてくれました。 ( 重要文化財 木造彩色 像高76.0cm 平安時代(12世紀))
ふくよかな円いお顔に、細く三日月形に引かれた眉、玉眼、小さな赤い唇、白い顔に、薄く紅を引いた頬は、『人肌の大日』と称されていることが頷けます。。
綺麗に彩色されたこの仏様が、秀衡公の念持仏であり、12年ぶりのご開帳ということを思い、こうして拝見出来る幸せで、胸がいっぱいになりました。あたりを照らす様な高貴なお顔に強く心引かれると同時に、子供のようなかわいらしさが印象に残りました。長い歴史の中で、信仰されてきた御仏のお姿には、心を洗われるような、安心感がありました。
2012年10月14日 中尊寺にて拝観 K.S記