すべての世界・人々・時間・仏法・空間・想念・言語・時代が入り組んでいるという経文です。 . . . 本文を読む
15番国分寺は天平13年(741)に聖武天皇が諸国に国家鎮護のために金光明四天王護国之寺建立の勅令を発し、行基菩薩が開基と伝えられています。当時は七重大塔を要した大伽藍であったとされます。当時も、日本と新羅とは国交断絶し、一方唐王朝も強大な勢力を誇っていました。こういう国際情勢の中、必至に国を守ろうとした聖武天皇の護国思想が痛いほど分ります。続日本紀にある天平十三年三月の国分寺建立の詔勅には「金 . . . 本文を読む
本日21日6時に川崎大師にお参りし、赤札を拝受してきました。ご報告です。
朝3時過ぎに起きたときは予報に反して雨は小雨でした。勇躍、朝まだきの若葉の香りを吸い込みつつ傘をささずに駅に向かいました。ところが駅で始発電車を待っている間に雨脚が強くなりました。雨は上がるとばかり思い込んで出てきた私にとっては当てが外れました。携帯用の超小型折り畳み傘しか持ってきていなかったのです。雨の中この小さい傘で何時 . . . 本文を読む
次は14番常楽寺です。25年には車で数人で回りましたが寺の池の土手にコーヒーの移動販売車が止まっておりびっくりしました。和服のうら若き女性がコーヒーを勧めます。お参り前なので呑みませんでしたがこんな人のいないところで営業になるのか心配でした。
14番常楽寺は弘仁六年815お大師様が弥勒菩薩を感得され堂宇を建て、盛寿山・常楽寺と号し第14番札所として定められたとのことです(この年は四国霊場御開創の . . . 本文を読む
・『金剛』 弘法大師御詠歌第一番
ありがたや 高野の山の岩かげに 大師はいまだ在しますなる
( これは、お大師様から約四百年後の十二世紀に天台宗慈鎮和尚が高野山へお詣りし、灯籠堂に籠られた際お大師様にお会いできた感激を詠んだものです。)
・『光明』 弘法大師御詠歌第二番
高野山結ぶ庵に袖くちて こけの下にぞ 有明の月
(大師ご入定から九十年近くあとの延喜21年(921) . . . 本文を読む
「四国遍礼功徳記」には「紀伊郡伊都郡東家村の中島理右衛門、太郎等が貞享二年(1685)夏に四国を偏礼、焼山寺の麓の勘七という者の家で宿を借りたがここの妻が病で伏せっていたので焼山寺でこの妻のためにも札を打ったが、帰りにその家によるとその女人は平癒していた。そしてこのときに納めた札は土佐の竹林寺から始まって24、5ケ寺先まで5,6枚ずつ打ってあった。」と云う趣旨のことが書いてありました。
澄禅の . . . 本文を読む
「月影の 至らぬ里は 無けれども 眺むる人の 心にぞすむ(法然上人)」
「日月は空に留まるも、影は一切の水に現ずるが如く、菩薩も亦是の如く、あまねく大千世界に満つ。常に法身に住して、湛然として移動せず、浄心の衆生に於いて、各々その身像を現ず。・・華厳経十地品)
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5月17日の定例会の記録です。
外は快晴で、からっとしていて五月にふさわしいとても過ごし易い一日でした。明日、護国寺では観音縁日の法要に続いて、午後から施餓鬼会の法要があるため。本堂内は椅子がぎっしりと運びこまれたなかでのお勤めとなりました。
護国寺定例参拝会は、6名の参加者でした。
いつものとおり、全員で般若心経、観音経、諸真言をお唱えし、その後、しばらく瞑想の時間をとりました。お勤め . . . 本文を読む
9番から10番まで約4キロです。一時間くらいかかります。かなり歩いて疲れたと思う頃10番切幡寺の参道入り口に差し掛かります。最初の時はすぐにも本堂に着くように錯覚して急いで歩きましたが参道の坂道を行けども行けども付きません。かなり上り坂の厳しい道です。「十里十カ寺」といい1番からここ10番切幡寺までは十里のうちに十カ寺あり楽に回れるといういわれています。法性法親王四国霊場御巡行記」ではここまでを簡 . . . 本文を読む
8番の仁王門は今の寺から相当下に建っておりここを潜って9番へ向かう道も風情があります。最初の時はここで写真を撮りましたがどこかへいってしまいました。
9番は法輪寺です。
法輪寺は田園の中にぽつんと建っています。2回目の時は丁度田植えの時期で周りは一面の水田です。法輪寺の伽藍が田の水面に映っていました。昔田舎で自分も毎年田植えをしたことを思い出しました。ここも16世紀に長曽我部元親の兵火にあい、広壮 . . . 本文を読む
5月11日、第31番笠森寺、第32番清水寺に巡礼してきました。
JR茂原駅に10時に集合し、1日に数本しかないというバスに乗込みました。
バスは房総半島の中心地を走ります。緑豊かな田園風景が広がり、笠森寺草創当時から保護されてきたというたくさんの天然林の新緑が美しく、そして、なぜか懐かしい風景に出会ったような気がしました。「笠森寺自然林」として国の天然記念物に指定されているそうです。そんな自然に包 . . . 本文を読む
8番熊谷寺は7番から4kmくらい歩きます。1回目は9月末とはいえ暑くて喉もからからでした。道端の果物屋に入ったところ女将さんらしき人が「うちはお遍路さんにお接待して納札を集めています」といい、ぶどうを5房もビニール袋に入れてくださいました。壁をみると何百枚もの納札が所狭しと張ってあります。なかには金や赤の納札もあります。(普通の納札は白色ですが、巡拝の回を重ねると色のついた納札を使います。5回目か . . . 本文を読む