私のトリノ物語: 人がクルマと生きる街で /松本葉
正月明けで最初に読んだ本。
ハードバック。
松本葉はむかし、カーグラTVにもちょこちょこ出ていた人で、
NAVIの編集部に居た人でなじみ深い。
その後、トリノに移り住み、その後はフランスに移住している。
トリノはFIATの街で、歴史的にカロッツャリアなどがたくさんあった工業都市。
そこで出会った、経験したたくさんの人とのお話。
しかし、すごい人に会っている。
ピニンファリーナにアニエッリ、ジアコーザ、マルキオンネなどに会って、
フィアット・チンクエチェントに乗っていた時の愛しき時間の話。
旦那さんもそんな街の車関係の人。
まるでトリノに居るような気になった。
ミラノやローマ、ヴェネチア、フィレンツェには行ったが、
そことも違う雰囲気と人。
イタリアは実は都市によって人柄が全然違うのだった。
そしてイタリア人は故郷が大好き。
日本人以上なのであった。
そんなことがよくわかってくるお話の数々。
トリノに行きたくなった。
FIATも好きだしね。
お勧め度:かなりお勧め。
読みやすさ:流れるように読める
松本葉はエッセーが巧い。