弟の頑張りはプッシュ型というか、いけいけどんどん的な雰囲気がある。
見ていても解りやすい。
それに対して、兄貴の頑張りは、スマートで好アシスト型だ。
さりげなく頑張っているのがカッコイイと思っている節がある。
だから、前面に目立つ感じではない。
4年間、公式戦やリーグ戦、招待試合でも頑張ってきたが、最優秀選手に選ばれたりはしていない。
内心は悔しい思いもあったろうが、それは我慢してきた。
文句も言わない。
サッカーが大好きで、運動神経も抜群だ。
足の速さは50mでも平均を2秒以上上回るし、足首の柔らかさはラテン系のようだ。

そんなクールな長男だが、先日の試合では、珍しく2得点をして走りまわって、
初めて優秀選手として表彰された。

クールに喜びを表現していたのが長男らしかったのだ。
頑張れば評価されるんだと判っただろう。
次男のように「どや顔」をしないし、ナンバーワンだと指を高く上げて表現したりはしない。
照れながらもスマートに走って、ちょこっと笑顔を見せるのだ。

先週は長男の「お楽しみ会」=学芸会もあったのだ。
ちょうどリハビリ病院に行く前だったので見学に行ったら、
ほとんどの親が来ていてびっくりした。
長男のクラスの担任の先生は、1学期に1回、学芸会を行い、親の参観ができるようにしている。
ものすごく積極的な先生なのだが、子供や親も嬉しく思っているのだ。

今回は6班に分かれて劇をやったり、得意技コーナーがあったり、音楽室でジャズ演奏をしたり、
またまた盛りだくさんだったのだが、長男の班の劇の完成度は高かった。
ナレーションはサッカー部同期の女子だが、まったく淀みなく完璧、
4人の役者も大きく聞こえやすいセリフに注力していて、素晴らしかった。
いつ練習していたんだろうと思う。

写真には出さないが、ジャズ演奏も素晴らしかったのだ。

兄貴の頑張りは相当なものだよ。
SONY NEX-5/E18-55mm/F3.5-5.6 OSS
