10/25に販売開始されたSONYのレンズだけのカメラ? QX10を見てきた。
今回の「レンズだけカメラ」はQX10とQX100の2種類だが、残念ながら上位機種のQX100は展示されてなかった。
QX10はスマホに連動させるレンズで、コンデジのレンズ部分を切り出したモノ。
なので異常に軽いしコンパクト。
想像よりも軽く、これでズームするのかいなと思うほど。
もうすでに触られているようで、注目度は高いのは判る。
実際には売れたかどうかは不明だが、SONYの姿勢が素晴らしい。
こういうものを発想し、社内で販売のgoをもらい、世に送り出す。
今の保守的な日本ではなかなかできないことだ。
昔を想い出す。
SONYがデンスケを出した頃、スカイセンサーを出した頃、ウォークマンを出した頃、
8ミリビデオを出した頃、プレイステーションを出した頃・・・
そんな元気なSONYを想い出す。
最近ではフルサイズセンサーのコンデジRX1やミラーレスのα7、ハイレゾ関連製品の普及価格帯製品、スマホなど、
久しぶりに攻めてる。
正常進化とか、毎年決まった時期のニューバージョンとか、それはそのメーカーを使い続ける上では
重要で顧客に安心を与えるものだが、ワクワク感が無いし、
アメリカ、中国、韓国、台湾のようなスピード感にはついていけないだろう。
買う側の意識改革も必要だと思う。
同じメーカーに拘るあまり、そのメーカーに正常進化を強要してしまう。
ゆっくり正常進化してる間に諸外国に抜かされてしまう。
叶うならば、正常進化型のラインナップと、劇的進化の製品の2本建てがあればいい。
まあ、そんな余裕は今は無いだろうが。
近々にニコンがフルサイズデジカメで昔のFM2だかF3のようなスタイルのデジカメを出す予定だ。Dfという名称だと噂されている。
FM2はカメラの歴史上、最もスタイル・デザインの良いカメラだと思う。
持つだけの価値があるカメラだ。
(ライカのM2、3もそうだな。)
そんなスタイルのカメラがデジタルで蘇る。欲しい。不便なデジカメ。
でも志で言えば低い。それにきっと高い。
ニコンは10年ほど前のフィルム時代にもニコンSPを復刻させて大いに沸かせた。
69万円もしたのにすぐに売れた。
そういうのが好きな会社。
ライカがそうだからだと思う。現行のライカのデジタルもM3時代と同じ格好。
ニコンは今でもライカを追いかけているのだ。
不思議だが、何十年も前の遺伝子が残っているメーカーは多い。
オリンパスもPENやOM-1のデザインでデジカメを発売し続けている。
そして、それが売れる。
考えてみれば不思議な世界だ。
ああ、なんだか私が70年代のクルマやロックが最高だった。って言ってるのと同じか。
70年代とかに最高のデザインは出尽くして完成してたってことだ。
それでもSONYのNEXなどは新しいデザインであれだけの完成度を見せたのだからすごいな。
日本では元気でやんちゃなカメラメーカーなんてSONY(とコシナ)ぐらいだよなあ。
iPhone5s