「1億人が選んだ、10枚。」東京カメラ部写真展
東京カメラ部という写真サイトがある。
FBをやってる人なら知っているだろう。
派手派手のデジタル写真が掲載されている。
その東京カメラ部の写真展が渋谷のヒカリエで行われているので、
会社に帰りに寄ってみた。
無料だし、なんと会場内での撮影は推奨されているし、その写真をネットに出すこともOKであり、
どちらかと言えば推奨されている。
なぜなら東京カメラ部を運営している会社は写真屋でもカメラ屋でもなく、
ネット作成、コンサルなどの会社なのだから。
さて、東京カメラ部の広告のような誘導のような写真はあまり好きではない。
フォトショップを使いまくったもので写真というより、もはやCGのようなものが多く、
私の中では旧来の写真ではないのであった。
しかし、そうは言っても見に行かねば本当のところは判らないし、
今のトレンド、ネットでの写真の傾向、システムなどに興味がある。
若いカメラマンの動向にも興味があり、写真展はいろいろ見に行っている。
基本的には写真を学んでる人の写真は年齢層に関係なく、カメラ誌の巻頭ページのような
旧来からあるような組写真が主流だ。
デジタルでもフィルムでも大きな違いを感じない。
東京カメラ部の写真はネット時代の目に止まる写真を主にしているので、それを確認したかった。
結論から言うと、写真展の中の多くは旧来からのちゃんとしたテーマを持った組写真であり、
モノクロも多かった。
中には風景写真をフォトショップでいじりまくったり、タイムラプスなどのデジタル技術を使ったものも
あったが、それは主流では無かったのだ。
なんだかホッとした。
ネットではネット用の1枚で目立つ派手な写真を見せて誘導をしているのだが、
写真展はちゃんと写真展であった。
これから写真を始める人が、フォトショでいじりすぎることを最も危惧しているのだったが、
これであれば違う刺激も受けれただろう。
これがきっかけで写真雑誌などが売れて、写真展なども盛況になればイイ。
ネット、SNSでの写真が別物だと認識されればイイ。
そして写真が競争ではなく、表現であると再認識されたらイイ。
ただきれいな写真がもてはやされるのではなく、意味のある写真が評価されたらイイよな。
鉄道をテーマにした写真は実はすごく多かった。
これも鉄道だ。
中井精也さんの影響力はすごいかもしれない。
この写真は目をひいた。
ヒカリエの8階は他にも面白いコーナーがたくさんあって、おすすめのフロアだ。
SONY NEX-6、 16-50mm F/3.5-5.6/PZ OSS