SAILIN' SHOES

デジタル一眼、ライカ等でのスナップ写真や、カメラ、音楽、鉄道・車、子育ての日々雑感です。

COSINA AF100-400mm/F4.5-6.7 その2

2007-06-27 | 鉄道・バス
長尺レンズでパースペクティブを効かせた写真の代表といったら
鉄道であろう。
何せ被写体自体が長い。
1両は約20メートルであるから10両編成なら200メートル、15両なら300メートルもある。
COSINA AF100-400mm/F4.5-6.7で鉄道を狙ってみた。



まずは150mmで。
この東急8000系第一編成は、オリジナルに近い姿のまま1969年から生き長らえてきた。もうすぐ40年なのだが、まったくくたびれた感じがしない。
歴史がステンレスの優位性を実証した形だ。
第一編成は余程出来が良いのか、すこぶる快調でまだまだ走れそうなのだが、来年の大井町線6両編成急行の運行開始で廃車になるであろう。
もしくは調子が良いのでインドネシア辺りに売却されるかもしれない。



これは400mmである。
8000系がおぼろげなほどの写りなので、描写が悪いと思ったのだが、実はこの日は猛暑で、車両までの300-400メートルの距離の間には照り返しや陽炎が立ち昇っているのである。
炎天下という状況で「400mmでシャープに写れ!」というのは、そもそも無理な注文にも思える。



250mmで撮っている。
この辺りの描写はなかなか満足である。
それでもα100では375mm相当なので、隣の駅が間近に見えて面白い。
撮ってるホームから隣の駅までは600メートルほどだ。



210mmで撮影。
やはりこの焦点距離はシャープで落ち着いている。



やはり210mmで撮影。
画質を安定させたまま迫力を出そうとするとCCDギリギリに被写体を収めるんだろうな、と思ってみたり、いろいろ試す。

しかし8000系はシンプルにして美しい。
性能的には無理のない簡素なものだが、デザイン的には名車といって良いと思う。



300mm(450mm相当)で撮影。
ホームに居る女性に電車が突っ込んでくるイメージで撮ってみた。
わざと左に傾けて撮っている。
そうすると余計に突っ込んでくる雰囲気になって面白い。
(右に傾けると、カーブで普通に進入してくる感じになってつまらない。)



230mmで撮影。
東横線で残る8000系を待つが昼間はまったく来なかった。




280mmで撮影。
「横浜開港150周年」電車。
8両編成を圧縮して横向き画像に入れ込む。
ただし、この焦点距離ではフレアが出始める感じだ。
フードも無しでは辛い。
ボール紙で作ってもよいかもしれない。
何せフィルターの値段がレンズの値段と変わらないのだから。



135mm(200mm相当)で撮影。
ビルの3階から撮る。
教習車である。
緊張した顔をアップで狙った写真が他にあるのだが、さすがにブログには載せられない。


撮影 SONY α100, COSINA AF100-400mm/F4.5-6.7

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COSINA AF100-400mm/F4.5-6.7 その1

2007-06-25 | カメラ・レンズ
2週間ほど前にCOSINA AF100-400mm/F4.5-6.7というレンズを買った。
中古店で3150円であった。(定価は78,000だったそう)
店員は「こういうレンズってかわいそうなんですよね。僕もミノルタ使ってますが不当に安いんですよね。僕も欲しいですが店員ですから買えないですけどね。」
あまり使用感がない感じであったし、何せ3150円だ。
しかしいざ買うと、逆にすごく上手く撮れれば得だよな。という欲が出てくる。

それにコシナというメーカーである。
今や世界中のフィルムカメラフリークを唸らせ席巻する会社だ。
かつてはOEMメーカーとして影の役者を演じていたわけだが、10数年ほど前のライカブームで小林社長その人もブレークした。
社長はライカ使いとして有名で、ライカ関連の書籍に度々登場、コシナ社自身もフォクトレンダー名義でライカ・スクリューマウントのレンズを次々に発売。
出すたびに完成度が飛躍的に向上していった。そのレンズ数は数え切れないほどになり、どれも絶賛を浴びた。ボディーも同時平行で新作が発売されていった。
その後、ご存知のようにツャイスレンズの製作も始まり、フィルムカメラのみならず、ファンが欲しがるレンズを作らせたら右に出る者はない会社になった。
ニコンが唯一残したマニュアルカメラFM10もコシナ製であることは知られている。

小林社長には数回お会いしたことがある。
直接面会したということではない。
中古カメラ屋、カメラフェアでお見かけしたのである。
いつも新作と思しき謎のカメラをぶら下げていて、カメラファンに見せて意見を聞いているのだ。
そんなカメラフリークが社長なのだから、面白い企画がどんどん商品化されてくる。しかしそのスピード感はすさまじい。大手企業ではとても無理な速度だ。
さらに大手カメラメーカーで技術者をやってこられた方が、年齢的な理由で大手を辞められ、その後コシナ社で生き生きと新製品を作っているのだ。

何だかコシナの宣伝になってしまったが、買った3150円のレンズはコシナ製だ。
ブレイクする前の製品かもしれないし、力の入った製品かどうかはわからない。
それでも何とか美しい写真を撮りたい意欲に駆られるではないか。
(・・・と言ってみたものの、近所で鉄道やチョロスナしたレベルの話ではある。)



400mmで。
デジタル換算で600mmとなる。
さすがにボケは綺麗ではない、と思う。



200mmぐらい。
この焦点距離であればボケも綺麗。
ただし最短撮影距離は2メートルで使い勝手が悪い。



200mmぐらいであるとすこぶる描写は良い。
発色も問題無し。



子供のサッカー教室にて。
400mmで撮った。
炎天下でもあり、さすがにフレアっぽいが、フードも無いので仕方がないか。



約200mmで。
長男のマイボール。
大人のサッカーボールより二周り小さい。



肉眼で小さな飛行機でも400mm(α100換算では600mm)なら大きく撮れる。
意外にきちんと写った。



撮影 SONY α100, COSINA AF100-400mm/F4.5-6.7

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サッカーと飛行場

2007-06-25 | サッカー・陸上
毎週日曜日の朝、親子でサッカー教室に通っている。
主に長男と母親が真剣に取り組み、次男はまだ見ていて、その次男を私が見ている。
今日もサッカー教室に行ったのだが、教えてくれるのは東京ヴェルディーの方達で、楽しく遊びながらサッカーに興味を持ってもらおうというのが趣旨だ。
そこで本物のサッカーの試合を見よう!ということで、本試合のチケットをくれた。保育園の仲良し3長男達、3次男達もサッカー教室に来ているので、その3家族で練習の後、そのまま味の素スタジオに向った。
時間が早く着いたので、スタジアムの隣の調布飛行場に遊びに行った。
ここの整備場や格納庫の隣に「プロペラカフェ」というのがあるとレース仲間の吉田氏から聞いていたので行ってみた。
混んでいたが、非常に楽しかった。



調布に向う途中、子供がトイレ休憩。
残る私はすかさずバス撮影。
「すぎ丸」というネーミングが楽しい、天然ガスのバスだ。



プロペラカフェに入ると出迎えてくれるのが、古い写真や古い模型。
ご存知の通り、小型機や自家用機の飛行場だが、このカフェはモーターレースのCLUBのような雰囲気の場所だ。

あと、このカフェはあらゆる雑誌の撮影に使われている。
ファッション誌、自動車雑誌等だ。
きっと知らずにここで撮られたものを見ているはずだ。



座った席のすぐ隣は格納庫である。




クラシカルなものや、超小型機など、見ているだけで楽しい。






食事もいろいろ有るし、飲み物やケーキも充実している。



フライトから帰ってきたのだろう。
綺麗に拭きあげていた。
やはり、クラシックカーレースから帰ってきた時のような感じ。
大人の夢を具現化した遊びなんだろうな。



さっそく二人とも飛行機のおもちゃをゲット。
二人で確かめ合う。




カフェからスタジアムへ移動。
J2の東京ヴェルディー対コンサドーレ札幌の試合。



サッカー場に来た時、大雨が降っていたので車の中にデジタル一眼は置いてきていた。そこで女房が日頃使っているコンパクトデジカメを借りた。
そのため、前半の写真とは縦横比が違う。
コンパクトデジカメのサイズがフィルムのサイズに近いのはご存知の通り。



ファインダーが無いカメラはどうも勝手が違う。
手ぶれをしないような撮り方を確立できない。



それでもお気軽にここまで寄れるのだから便利だし大したものだ。
カメラはPanasonic Lumix FX-07



試合は1-0でヴェルディの負け。
チャンスは多くあったのだが、シュートが決まらなかった。
まあコンサドーレはJ2ではトップだから仕方がない。

また試合を見に来たいと子供も言っていた。


撮影
前半はSONY α100 TAMRON SP AF28-75mm F/2.8 XR Di LD ASPHERICAL(IF)MACRO
後半のスタジアムはPanasonic Lumix FX-07





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いつか来た場所05

2007-06-23 | いつか来た場所
魔境の地へ行くと、膨大な距離を歩くことになった。
石灰で真っ白になった町をとめどなく歩く。
国土地理院の地図だけを持って、地図上の地形を確かめたり、表記された集落を目指してひたすら歩く。
車の運転など、まだ先の先であった中学生から高校生の頃だ。
20キロぐらいはいつも平気で歩いていた勘定だ。

ある小さな採石工場を通りかかった時、何かの予感がして、日曜で誰も居ない敷地に入っていった。
小高い丘を登ると、泥にまみれた採石場に、クネクネに曲がった細い線路を見つけた。飽きずにずっと眺めていた。
誰も居ないと思っていた場所だったが、作業員が現れて作業を始めた。
それでも誰も私を邪魔だとか危険だから退去しろなんてことは言わなかった。
「何でこんなもの撮ってるのか」とか、「どこから来た」とか、「駅からここまでどうやって来た?」とか興味深く話しかけてくるのであった。
そんな時代だった。

撮影は OLYMPUS OM-1, Tamron ZOOM 80-200mm
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車庫の話

2007-06-20 | 鉄道・バス
仕事で電車で移動中、車窓に大きな車庫が見えていた。
隣に居た女性が、「電車がたくさん停まってますね。」というので
「ここは大きな車庫だよねえ。」と答えた。
「でも私は違うと思うんですよね。あれは車庫じゃないです。
よく終点間際にも車内放送で言いますよね。・・・まもなく終点です。この電車は車庫に入ります。ご乗車はできませんので云々・・・でも車庫っていうぐらいだから庫(クラ)じゃなければいけない。屋根が無いと駄目ですよね。あれは車庫じゃなくて青空駐車ですね。」

はああ、確かに青空駐車である。電車は決して庫で休んでいない。
庫に入るのは検査で工場に入る時だけだ。

女性の目からの素朴な疑問であった。
そう言われればその通りだ。
既成概念でそう呼んでいたにすぎない。

じゃあ車掌さんは終点間際に何と放送したらよいだろう。
「まもなく終点でございます。この電車は青空駐車いたしますので、ご乗車できません。どなた様もお忘れないようにお降りください。」
かな。


写真は本文と関係なし。
α-7D、AF ZOOM 17-35/F2.8-4.0
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いつか来た場所04

2007-06-16 | いつか来た場所
中高生の頃は国土地理院の地図を見るのが大好きだった。
大きな書店に行くと引き出しに収められた全国の地図が売られていた。
机いっぱいに広げてこの道はどんな感じなんだろう、この稜線を超えるとどんな風景なんだろう、と思いを馳せていた。

ある北関東の紙を見ていると私鉄の終点の駅からたくさんの線が書かれていた。
私鉄を示す線より細い線で描かれている。
貨物線だろうとは予測がついたが、居ても立ってもいられず、すぐ次の日曜日にその私鉄の終点へ行った。

そこは何が飛び出すか予想もできない「魔境の入り口」だった。

魔境への冒険は20回以上に及んだ。


撮影 1976年頃 OLYMPUS OM-1, レンズは不明
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ウキウキの長男

2007-06-15 | スナップ
バスターミナルで遊んでいたら、仕事が終わったママが登場して
一緒にデパートに買い物に行った。
更に義母、いわゆる子供の言うところのバアバも合流。
長男はさっさとバアバと手をつなぎ、おもちゃ売り場に直行。
ママと次男は洋服売り場へ。
残った私はいそいそとカメラ屋へ行く。
まずはこうやって各々の持ち場へ急ぐのである。

私は3000円の中古レンズを購入。
古いコシナ製100-400mmのズームレンズである。
レンズは綺麗で、その場で私のα100に装着して試写してみる。
400mm側は周辺光量が落ちるものの、予想よりクリア。
駄目もとで購入。
デジタルでは600mm相当になるので、当然鉄道用だろう。

各々の買い物が済み、イタ飯屋へ集合。
長男はバアバに買ってもらったおもちゃでウキウキである。
喜ぶ長男を50mmで連写した。





















50mm/F1.4は室内で使いやすい。(当然だが。)
だいたい小型軽量なのが良い。
ファインダー越しに見える映像も明るく、やはり一番のお気に入りである。


撮影 SONY α100、Minolta AF50mm/F1.4NEW
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バスを~待つ間に~♪

2007-06-11 | スナップ
別にバスを待っていたわけではないのだが、日曜も女房が少し仕事があったので、その間、子供二人を連れてバスターミナルに行った。
ターミナル付近で子供が遊ぶ間、私もバスを見れるというわけだ。


バスの乗車口付近以外は柵があり、かなり安全である。
電車のホームで遊ぶのは危険極まりないので不可能。



最近の広告バスは横から見るとどこのバスだかわからない。
フロントとサイドが別物のようで面白い。
まるでフロントを間違って接着してしまった模型のようだ。



男の子がよく動くのは当たり前なのだが、次男坊はアクロバティックである。
運動神経はかなり良い様で、チャレンジ精神も旺盛である。
彼の一連の動きを見ていると飽きない。






子供は柔らかい。




「何か?」





撮影は SONY α100, AF50mm/F1.4
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いつもの公園で

2007-06-11 | スナップ
土曜日、女房は半日行事があり私が息子達と過ごす。家が飽きたら近所の公園へ。
途中で保育園の親友に会い一緒に一緒に行くことにした。
両家族とも母親は仕事で、パパ二人と子供達で過ごすのであった。

途中で我が家の母親が仕事を終えて合流、夕食には友達の母親も合流して一緒に夕食。
とにかく親達みんなは生ビールが飲みたい一心であった。



次男坊はどんなに高い所でも挑戦してしまうので、こちらはヒヤヒヤする。



長男は5歳だが、まだまだ公園の遊具は楽しいようだ。



兄弟でシーソー遊び。
当然、長男の方が重いのだが、足で蹴って合わせていた。



回る球形のジャングルジムに私と次男が乗り、長男と親友の二人は高速で回す。
それでも写真を撮る私に合流した女房と親友のパパは呆れる。
私は単に流し撮りをしたかっただけなのだが。
しかし目が回った。



持って行ったAF50mm/F1.4は去年派手に落下させ、フィルターが粉々に割れたのが災いして、すこし柔らかい描写になってしまったのだ。
それでもクリアーでボケが美しく、何せ軽くて小さいのが気に入っている。



公園から帰る途中、おもちゃ屋の外で「恐竜キング」ゲームをする子供達。
一回だけの約束。
最近はものすごいブームで長蛇の列になるのだが、ここは空いていて穴場である。
時間がかかるのでバスでも撮って待つ。


撮影はSONY α100 AF50mm/F1.4NEW


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アトラスオオカブト

2007-06-10 | ネイチャー
保育園のお友達からたくさんのカブトやクワガタの幼虫をもらっていた。
男の子はほんとに虫が好きだ。
去年もいろいろ虫を採りに行ったりしたが、今年もそんな季節がやって来る。

いただいた幼虫達というのは、みんな洋物で、アトラスオオカブト、ギラファノコギリ、メタリフェルクワガタだ。
去年成虫を買ってきたら、子供がたくさん増えてしまって、置けないほどになったので、一部が我が家にやってきたのだ。

先日、早くもアトラスオオカブトが蛹から出てきた。
2日ほどで色が濃くなり、すっかりオトナのカブトになった。
長男は嬉しくて、どこに行くにも連れていっている。
土曜日も最初に居た保育園に見せに行くといって出かけた。
さすがに保育士さんだけあって虫にも詳しく、興味深く見ていた。
今日はサッカー教室にも連れていった。
うちの奥さんは相変わらず虫は苦手。
私だって幼虫時代は苦手だが。



熱帯アジア地方に多く分布する10センチほどのカブト。
ちょっと緑や茶色の混じる光沢がすごく美しい。

しかし日本も亜熱帯化しているので、これがもし逃げたら簡単に繁殖するに違いない。闘争心も強くニホンカブトを駆逐してしまうかもしれない。
生態系を壊さないために飼っている人達が絶対に逃がさないよう願うばかりだ。




日本のカブトムシは真っ黒だが、アトラスはコガネムシのような色合いでずっと見ていたくなるほど美しい。
あと10匹ほどは成虫になってくるので楽しみだ。
日本のカブトムシの幼虫も先週、サファリパークで採ってきたなあ。
管理もたいへんである。

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