CANONからやっとミラーレスカメラが発表された。
キヤノンファンからすれば満を持して、というか巨人は最後に。
という感じだろうか。
ミラーレス最後発の登場だ。
カメラ雑誌の発売が先週末20日だったので、一切公式報道が無く、
その後の発表というのもタイミングを考えてのことだろう。
なぜなら、カメラ雑誌は既に来月号でミラーレス特集などを
予告してるのだから。
この辺は、最大の広告主のキヤノンを盛り上げないといけない。
その辺は抜かりないものだ。
さて、写真から見るEOS-MはSONYのNEXを徹底的に研究したカメラに見える。
特にレンズは激しく似ている。
18-55mmのズームレンズはデザインが似ており、合わせて発売するパンケーキレンズも
SONYと似ている。
マウントアダプターも同様だ。
ここまで似せちゃうのもちょっとなあ。と思うが、それはイメージセンサーが
APS-Cタイプの大型なもので、SONYのNEXと同じコンセプトだからだろう。
似せるつもりなんてないけれど、似ちゃった。ということなんだろうな。まあね。
内容的には、既に大量に使用している1800万画素のイメージセンサーなので、安定しているので、安心だ。
画像処理もKISS-X6等とも共通なので、ノイズは少なく、中庸でかつ先鋭な絵が出てくるのが容易に想像できる。
あらゆるモノを共通化してコストダウンするのがキヤノンだから、想像の範囲内の製品だというのも買うなら良いはずだ。
決してチャレンジャブルではないのだが、今のキヤノンは失敗は許されないのだから
仕方が無い。そこはトップ企業の宿命だ。
昔のTOYOTAも昔のCANONも攻めていたのだが、時代は変わったのだ。
正直に言えば買ってもいいかなとも思わせる製品だ。
どうせレンズ交換などしないで、標準ズームばかりで撮るのがミラーレスの使い方。
女房が今はパナソニックのコンデジを使っているので(先日失くしてしまったが、
出てきたのだった)、それをEOS-Mにするのも有りだろう。
マウントを統一するなんて、ミラーレスでは大きな問題では無いと思っている。
ただ私はファインダー付きのミラーレスが欲しい。
病気してから、液晶モニターは見えなくなってしまったので、
EOS-Mでは駄目なのだ。
NEX-7など、最近はファインダー付きのミラーレスが増えてきたので、
それが欲しいのだ。
ファインダー付きで、APS-Cで、軽量なミラーレス。
じゃあファインダーレスのNEX-5では毎日どうやって撮影してるのか。と聞かれれば、
人間って、工夫する生き物だよなあ。と返事しよう。
撮りたいものを目で見て、液晶モニターでは撮りたい範囲をざっと決めてから
腕を固定して、また実際の景色を目で見てから、タイミングを計ってシャッターを
切っている。
一眼レフでも右目はファインダー、左目は実像を見ながら撮ってきたので、
まあ、そんなに違和感はない。
でも、ファインダーが付いていたら撮りたい範囲とフォーカスを確認するのが
はるかに楽だ。
今の撮り方ではフォーカスが合ってるかどうかが不明なので、
3枚ほど撮ってPCでフォーカスを確認している。
動きの無いスナップならそんな悠長なことも可能だが、電車やバスや車を
撮る場合は極めてきつい状況だ。
と、EOS-Mから話がずれてしまった。
早々にファインダー付きのモデルも出してくれないかなあ。
いろんなメーカーを使いたいのが本音なのだ。
どうせ、レンズ付きセットもボディー単体もミラーレスでは値段が変わらない昨今、
APS-Cが確保されていれば良いのだから。
あと液晶パネルがチルトしないのと、ストロボが無いのは何とかしてもらわないと。
ミラーレスの使い方を知らないのかなあ。
液晶パネルのチルトは私の場合は常用するもんだけどね。
軽いからこそ、チルトを縦横無尽に使って撮るべきなのだが。
次世代モデルに期待だ。