2/4日曜出発で北京に向った。
旅行ではない。仕事である。なので観光写真を撮るためにカメラを持参したのではない。
取引先や訪問先の写真が主であるので、写真の多くは仕事関係の人物であったり、
工場であったりするので掲載はできない。
そうは言っても空きあらば機銃掃射のように写真を撮る習性があるので、
それなりに掲載できる写真もあるので記憶の為に載せておこうと思う。
そう、この瞬間はあっという間に記憶の彼方に飛んでいってしまうのだ。
それほど中国の変貌は早く劇的だ。
一ヵ月後に来たら、もう見知らぬ高層ビルが立っていたり、道が変わっていたり
するであろう。
民間企業が増えたといっても、住居の多くは国営や市営であろうから、
立ち退きやアパート建設はあっという間に片付くのであろう。
2008年に北京ではオリンピックが開かれる。
これに際して、街中をひっくり返して作り直しているような感じだ。
お陰で北京のは空が無かった。
というのもホコリや砂や排気ガスで空が見えないのである。
「黄砂ですか」と聞くと「いいえ、空気が汚れてるんです。」とのこと。
昭和30年代、40年代の東京もそんな感じだったのだろう。
しかしその頃と違い、最新の技術で最新の建物が建つのだ。
もはや東京など遅れた大いなる田舎に見えるほどだった。
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まずは取引先の社長との会食である。
四川料理だ。
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辛いのだがとてつもなく美味しい。
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5名でしこたま食べたのだが、値段を聞いて驚く。
高級店で個室なのだが、330元だという。日本円で約5000円だ!
ビールもかなり飲んだのだが、一人あたり1000円でしかない。
やはり物価はまだまだ安い。
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ここで夕食を。
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店の前にはトヨタ車が。
しかし北京は東京の比ではないぐらい高級車が居る。
そもそも市内に300万台の車が溢れ、ベンツ、アウディ、VW、BMWといったドイツ車が目立ち、次に韓国と日本車の高級車が続く。
私が北京を訪れた10年前はVWサンタナの1車種しか見ることができなかった。
後はボロボロの貨物車とバスだった。
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中国らしい風景だと思うが、先方曰く「これこそ今やベンチャービジネスですよ。
法律ギリギリのね。」なんだそうだ。
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高速道路は広く快適で環状線が6本もある。
もはや米国レベルなのだ。
しかし空気の汚さがよくわかる絵だ。
明かりという明かりはホコリで拡散して写るのだ。
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ホテルは近代的でサービスも上々の5つ星だ。
しかし宿泊費は1.5万円程度だ。
これでも中国の物価にすれば10万円近いのであろう。
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ホテルでお開きになり、早速夜の散歩に出かける。
近代的な部分ばかりでなく、一般的な庶民の状況も見ておかなければ
商売として見誤る。(屁理屈か。)
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ここは大分前に開発されたアパート群だ。
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夜の11時を過ぎているのに人通りは多く、散髪屋、美容院は盛況なのであった。
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何を焼いているのか不明。
若い人が出来上がりを待っている何かの店。
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ケンタはかなり多い。
他にマクドナルドやコーヒーショップも多い。
お茶とパンの生活だった中国も急激に欧米化した。
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お茶の店。
やはり遅くまで営業している。
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バスは大型の連接タイプが主流だ。
12時近いのだがかなり頻繁に走っている。
地下鉄網が遅れているからだろう。
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