ここ10年、いや20年、いやずっと若い頃からの夢、それは飯田線を豊橋から辰野まで乗って、泊まらずに帰ってくること。
そのためには、新幹線で豊橋に行くのはOK。
飯田まで特急伊那路に乗って時間稼ぎするのもOK。
ただし、宿泊せずに中央線の鈍行で帰ってくること。
これが個人的に課した条件。
飯田線は小学生の頃から乗り始め、中学校では伊那松島ぐらいまでは行っている。
今ではちょっとしたブームにもなっている秘境駅での下車も複数駅で試みて、えらい目にあったこともある。
一番の想い出は為栗駅で降りて、雷雨と豪雨に見舞われたことだ。
目の前にまで雷雲が降りてきて、落雷があったこと。
水窪で製材所や森林鉄道跡を探しに行ったこともあった。
勿論、天竜峡で電気機関車を見に行ったことも。
飯田に泊まったこともあった。リンゴを食べた想い出。
最近だと日本で最も好きなバンド、GLIM SPANKYの2人が飯田線出身で、上片桐の高校出身ということ。(県立松川高校)。
いずれにせよ旧型国電や52系の流線型、荷物室の付いた国電などの時代。
憧れの飯田線完乗の始まり。
こだま、ひかり、のぞみが並ぶ珍しい掲示板。
乗車したのはひかり635号。
これは新横浜を出るとなぜだか豊橋に停まる電車。
なぜなら、豊橋で飯田線の特急伊那路1号に接続するから。
特急伊那路は朝に1本、夜に1本しかないレアな特急なのだ。
実は乗りたかった。
飯田線南部の各駅停車は10回ぐらいは乗っているから。
新幹線に乗ると景色を撮ってしまうよね。
速度が速いので、出たとこ勝負になるのが面白い。
特に鉄橋はトラスが写らないようにするのが面白いのだ。
トラスを外して撮るのは賭け。
新幹線の公衆電話も終了か。
浜名湖まで来た。
浜名湖ってしげしげ見ちゃうよな。
本当にウナギっているのかとかw。
浜松から豊橋はすぐ。
去年は豊橋で豊橋鉄道や市内線に全部乗ったなあ。
ひかり号しか接続してない特急伊那路1号。
373系特急車はJR東海の車両だが、デッキが半分オープンなので冬は寒い電車。
その昔、東京発の大垣行き鈍行がこの373系で、冬に乗った時に長時間停車の多い大垣行きでは寒くて死にそうだった。
311系ももうすぐ廃車かな。
飯田線内での最高速度はたった85キロだけどね。
それでも鈍行よりはるかに速い。
伊那路は3両編成。
いよいよ豊橋駅を出発。
豊橋駅構内にて。
(つづく)
α7c、タムロン 70-300mmF/4.5-6.3 Di Ⅲ RXD (A047)、FE4-5.6/28-60