グリム童話は子どもが読む絵本と違って、ちょっと怖かったり酷かったり、すぐに殺されたりするよ。
という噂をよく聞くので、文庫本を読んでみた。
噂通りにすぐに死んだりするし、怪我したり、不遇だったり、五体満足で無かったりする。
現代社会では修正されてしまう場面がたくさんある。
ドイツのグリム兄弟が主に伝わった話などをまとめた童話のようだ。
グリム兄弟は作家ではなく、ドイツの文献学者、言語学者である。
集められたのは1800年台の前半。
このⅢでは、「ブレーメンの音楽師」「赤ずきん」「かしこいグレーテル」などは有名か。
変な話も多いけれど、後半は楽しくなった。
主に動物や貧乏な人間、王様、御姫様などが登場する。
頑張れば報われる話もあれば、報われない話もある。
王子さまは簡単に一般人の嫁探しをするのも童話。
しかし子供の本は「ブレーメンの音楽師」ではなくて「ブレーメンの音楽隊」だったよなあ。
子供には「音楽師」というのがピンとこないからかな。