GLIM SPANKYのライブに行った。
豊洲PITで2500名。
ツアーの最終公演。
今日本で一番好きなバンド。
1960年代から70年代のロックを聞いて来た二人のサウンドが今のサウンドとミックスしてすごいのだ。
松尾レミさんが中学で見ていたのがウッドストック、お勧めのLPがBIRDSだったり、CSN&Yを聴いてたり。
20代の二人が南信濃、飯田線の山間部でどうしてそうなったかと言えば、レミさんの場合は父親がロック好きだったから。
父親の影響というのはあるよねえ。私もだ。
2人は同じ県立高校の出身。
飯田線というのが良い。
亀本さんの出身が飯田市、松尾レミの出身地が豊丘村。
南アルプスの麓だ。
さて、数百回はライブに行った私だと思うが、今までのライブでベスト3に入る。
素晴らしかったなあ、もう感動だ。言うこと無い。
59歳の私が大興奮だ。
本当にレミさんは歌がうまい。すごいロック歌手。
亀本さんのギターはギターフリークだったら感動する。
バックの3人もすっかりバンドメンバーそのものであって、誰も欠かせない。
LOOKING FOR THE MAGIC Tour 2019
松尾レミ(Vo・G)、亀本寛貴(G)
かどしゅんたろう(Dr)、Gomes(Key)、 栗原大(B)
6月8日が最終だが、香港と台湾のライブも続く。
そして7月7日に新木場で追加公演あり。
今回、二つの事が判って良かった。
一つは、松尾レミがなんで挨拶、礼儀がちゃんとしてるのか。
曲が終わると必ず「ありがとう!!」と感謝の意を述べるのだが、
育った長野県がそもそも教育県であることと、育った田園風景の村が田舎だったので、行ってきます、行ってきました、
と村の人と必ず挨拶をするから。だそうだ。みんな顔見知りということだ。
もう一つ、最新アルバムやツアーのタイトルにもなっている「LOOKING FOR THE MAGIC」のできた風景。
それは昨年武道館ライブの後に休暇があって、松尾レミ、亀本寛貴と友人2人の4人でLAに旅行に行き、
車を借りてメキシコ方面にある憧れのアートの山、サルベーションマウンテン(Salvation Mountain)に旅行した時、
砂漠の中をクルマで走っていたら、横に線路が寄り添ってきて、そのうち長大な貨物列車が並走してきた。
数百メートルもある貨物列車にはいろいろな貨物が積まれてメキシコ方面に走っていて、そこに夢や希望が
積み込まれていると思えて、LOOKING FOR THE MAGICという曲ができたのだそうだ。
ライブではバックにそんなアメリカ南部の砂漠風景が映し出されていた。
ああ、やっぱりそんなアメリカの風景が好きなバンドなんだな、サイケデリックだったりするのも
古着が好きなのも、自由なのも、みんなそんなことがルーツになっているのだ。
それが今の20代というのだから驚く。
私はまんまウッドストック世代だし、サイケデリックバンドをやっていたし、Grateful Deadは今でも大好きで聞くし、
世代に関係なく共感してしまう。
アンコールは3曲もやってくれたし、2時間半近いライブだったが、最後の方でやった「大人になったら」を演奏したら
涙が出てきた。
でも、周りの人々もみんな泣いてたな。
こういうバンドが出てくる日本も捨てたもんじゃなよな。
ロックは続くよ。
飯田市から花が来てたなあ。
飯田線だよ。
アメリカの砂漠で撮った写真。
Salvation Mountain
昨日の豊洲PITは tv放映もあり。
昨日の集合写真。
SONY α7Ⅱ、TAMRON AF 28-75mm F/2.8 (Model A09) (LA-EA4経由)
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