朝食界は戦乱の真っただ中にある。
東の納豆帝国と西の生玉子帝国がその覇権をめぐって激烈な戦い真っただ中である。
弱小の焼海苔王国、焼たらこ王国、そしてふりかけ連合などは、洞ヶ峠を決め込んでじっと情勢を見極めている。
ところがである、海を渡って来た新興のファストフード連邦が侵攻を開始すると、両帝国は窮地に陥って、ここで共同戦線を張ることとなったのである。
と、ここまでは東海林さだお氏の「まるかじり」風、で、残念ながら当方の文才もここまで。
さて、以下は柳家小三冶師匠の 「卵かけご飯」、良く観て(聞いて)頂きたい。
最近、朝食を外食する機会が多くマックとかで済ませていたが、「すき屋」の納豆定食(¥280)に新たな発見をしてはまっている。
この小三冶師匠の噺に触発されて、納豆と生卵の究極の食べ方を編み出した、それこそ「野球まんが」の「消える魔球」みたいなもんで、10球投げたら肩を壊す、そんなのを編み出した。
◇ 卵は普通に醤油と併せてかき混ぜておく。
◇ 納豆も普通に付け汁と薬味を併せて、入念にこねておく。(これ大事)
◇ ここからが肝心(至福の時を得る重要な準備)
どんぶり飯の半分に卵を掛けて、先ずは1/3位を卵かけご飯で堪能する。 次に丼の半分の白い部分に納豆をかけて1/3位納豆ご飯を堪能する。
(このタイミングで納豆を掛けるのは邪念をはらって卵かけご飯を堪能するためで結構重要)
◇ 最後の1/3、これこそが至福の時、残り全部をごちゃ混ぜにしてただ食う、ひたすら食う。
と言った感じで、「な~んだ」って思う人がいるかも知れないが、その人(達)は未だその価値を分かっていない。
なお一番愚かなのは、生卵&醤油&納豆を一緒くたにしてかき混ぜてただかきこむ食べ方。
,
最近の諸事楽しみは、安手の居酒屋で如何に安くあげるかとかこんなのしかなくて、下種の極み(ゲスノキワミ)などとしみじみと思う。