「96時間」と「フリック・ストーリ」をBS放送で見た。
ともにフランス映画で、2008年製と1975年製、結論は1975年製のフリック・ストーリの方が緊張感があって断然に面白かった。
96時間は今をときめくリュック・ベッソン製作とリーアム・ニ―ソン主演なので相当な期待を持って観たが、超ヒ―ローのどたばた劇。
あの「グラン・ブルー」や「レオン」や「ニキ-タ」を作った同じ人が絡んだ映画とは到底思えない出来栄え。
まぁ昨今の映画は、このどたばたアクションとせわしない展開が流行りなので、こちらがついていけないだけかもしれない。
リーアム・ニ―ソン演じる主人公とTVドラマ「24」のジャック・バウアー(キーファー・サザーランド)がだぶって見えたのは気のせいかも。
なお「96時間」は続編2本が作られていて、最新版は今時分に封切りされている。でも観る気はしない。
フリック・ストーリは多分映画館で観ている、どういう動機でこの映画を観たかは記憶に無いが、最後のレストランでの捕物劇は覚えている。
悪役ジャン・ルイ・トランティニアンが見事、今観ても充分に楽しめた。
この頃フランシス・レイの映画音楽で「流れ者」が結構流行っていて、この映画でしゃれた悪役を演じたのもこの人、これももう一度観て観たい。
Francis Lai 映画「流れ者」 Le Voyou
フランス映画のこのジャンル(犯罪物)は結構面白いのがたくさんある。。