権助の冒険

ノンセクションでぼちぼちと。

映画「スモーク」@映画館

2017-01-08 16:16:24 | 映画

映画館で映画を見ると記事になる、面白い世の中になったもんだ。
本日は昨年末から気にかけていた「スモーク」をとうとう映画館でみた。
15年前にビデオで見て、一昨年の11月に再度DVDで観て、とうとうスクリーンで対面、記事にするのも3回目。
 2008年9月の記事 2014年11月の記事 
こんな古い映画(1995年製作)で、派手なドンパチや宇宙船も出てこない極地味な映画を昨年12月から約1カ月も上映してくれて本当に感謝している。
(と言うのもすっかり忘れていて昨日観るチャンスがあったが時間が合わなくて本日となった具合。) 

14年間毎朝同じ時刻に店の前で写真を撮り続けている煙草屋の店長オーギー、彼の馴染みの客で突然の事故により出産まもない妻を失って以来ペンを持てずにいる作家のポール、彼が車に跳ねられそうになった所を助けた黒人少年ラシードの3人を軸に、ブルックリンのとある煙草屋に集まる男達女達の日常を、過去と現在を、嘘と本当を巧みに交差させながら進んでゆく。深みのある脚本、巧みな演出、繊細な心理描写で、ブルックリンの下町に生きる人々の人生をより深く描いているにもかかわらず、映画は決して重くはなく、実にシンプルに展開してゆく。そしてその中には男達の哀愁と同時にあたたかさが浮かび上がってくる、良質の、味わい深い、大人のドラマ。 (出展:全洋画オンライン)  


なおこの映画を最初に観たのは多分2000年頃で煙草を止めて3カ月目位の時、煙草に恋い焦がれていたのもあってこれをビデオ屋で借りた。
今見ても良くこれを見て禁煙が続けられたものだと感心する位、喫煙シーンが多いし美味そうに吸っている。
そしてこの映画のエンドロールは特別。 

コメント
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