これほど綺麗に女優を撮る映画は初めて見た、まさに背中がゾクゾクする様なオードリ―・ヘップバーンであったし、絡むハンフリー・ボガードの渋いこと、渋いこと。
ハンフリー・ボガードと言うと私的には何といってもクィーグ艦長(「ケイン号の叛乱」)なんで、スゴイ違和感を感じたがそれが何だか面白くもあった。
(本作とは直接関係ないけど「ケイン号の叛乱」は絶対お勧めの映画)
監督と役者、それぞれが実力者だと少女漫画の様な物語でも出来が違うとしみじみ感じた一作。
<お話>
大富豪ララビー家のお抱え運転手の娘サブリナは、一家の次男デヴィッド(W・ホールデン)に失恋し、二年をパリの花嫁学校で送る。しかし、帰ってきた時には見違えるようなシックな令嬢となっており、デヴィッドをドギマギさせる。彼女に夢中な弟を心配した長男のライナス(H・ボガート)は仕事一筋のマジメ男だが、彼までサブリナの虜となって……
モノクロ映画っていいわぁ。