先週半ばに入ったK氏の緊急入院の報から1っ週間ほど経って漸く一段落付いた。
と言ってもハッピーエンドとは程遠い物で、ご親族にとってはこれからが大変だと思う。
隣家の梅の花もぼちぼちと開き始めた。(毎朝メジロが訪れている)
さて、ここまでの経過を備忘のためにもまとめておきたいと思う。
1.1/25月曜の午前中にベッド脇で倒れていたK氏をヘルパーが見つけて救急要請。
この時に発熱と呼吸困難な症状が確認されコロナ発症が疑われため救急搬送先が
決まるまでに2時間以上掛かったらしい。(22回の受け入れ拒否はこれが背景にあった)
2.受入れ先病院に着いたのが午後3時頃、その時にはかなり難しい状況だったらしい。
ただしPCR検査では陰性。(病院側は真っ先にこの確認を行ったらしい)
3.1/27水曜の正午頃にご逝去。(死因は臓器不全らしい)
これらの情報は病院 → 出入りしていたケアマネージャー → 米国在住のご親族→当方
すべてe-mailで時差が絡んでいたために経過解釈に少々混乱した。
その後ご親族の依頼を受けて「火葬」の段取りをして無事終了、と一段落ついた次第。
故人の人徳で一声掛ければ馳せ参じる者が多数、生き様と言うのは本当に大事だと思うこの頃。
有名なエピソードを一つ(いろいろと有るが)
社長時代に右・左をうろうろする信用出来ない役員Mがいて、ある時にK氏が役員の集まる飲み会に遅れて行った所、Mから相当腹に立つ事を言われ、K氏はMに頭からビールを掛けてその場を去った、翌日Mが一升瓶持って自宅まで詫びに来たらしい。
(なおその当時の朝礼で、Mが「このごろはビールが空から降ってくる」と言ったそうな)
このエピソードは仲間内で長い間語り継がれて来た、それが3年前にK氏から真実が明かされた。
その真実とは「翌日謝りにM氏宅に伺ったのはK氏だった」と言うこと。
なおM氏はかなり前に他界しており、K氏の口から「Mは可哀そうに早く逝ってしまった」と良く聞かされた。
K氏は良い人だった、それでもやはり毛嫌いした人は居たみたいだ。
謹んでご冥福をお祈りします。