「ブラウン神父」、とうとうシーズン8(多分最終回?)を観終わってしまった。
このシリーズはドラマのレギュラー登場人物のキャラクター造りが秀逸で全く飽きさせないずに面白かった。
ミステリ物としては「名探偵ポワロ」「名探偵モンク」と同じホノボノ系なので後味が非常に良い。
これは誰にでもお勧めのドラマシリーズ。(DVDレンタルがあるか否かは不明)
さて印象に残ったキャラクターは、
1.シリーズにより交替する地元警察の警部補(Inspecterと呼んでいる)
3人がシリーズにより交替、最終話では3人がそろい踏みしてなかなか楽しませてもらった。
その警部補もブラウン神父を煙たがっていて、かなわないながらも対抗心を燃やすとこなんぞは微笑ましくもあった。
なおその警部補に仕える直属の部下:グッドフェロー巡査長は全シリーズを通して同じ人物で、
神父に好意的で警部補の眼を盗んでは神父に情報を漏らしており、警部補たちは最終的に黙認することになった。
2.フランボウ
ルパンの様な大盗賊で神父と緩い友情で結ばれる、シリーズ最終話でしばしば登場し、ひねりの効いたエピソードが展開する。
この盗賊はまるで「ルパンⅢ世」の様な巧妙さで”盗み”をスマートに成功させる、良い絡み具合だった。
3.マッカーシー、レディ・フェリシア、シド、バンティ、そしてスージ(1stSのみ)
なかなか面白い仲間たちで、この様な人達が絡んだのが飽きさせない原因だろうと思う。
4.そしてブラウン神父
何よりも敬虔なクリスチャン(神父だから当たり前!)で、食いしん坊で、好奇心が強く世話焼きで、酒もたしなみ、時には犯人を慈悲を持って逃がす。
何より、俗人ぽく描かれているのが良い。
このシリーズも2年後にまた楽しめることだろうと思う。
ところで「名探偵モンク」とどちらが良いかと問われたら、その答えは「ノー・コメント」。
(おまけ)
ブラウン神父の事件簿 DVD-BOX PV