「妖怪の孫」、昨日(3/17)公開されて本日鑑賞、久々に映画館に行くそれも新作で公開二日目で観るとは随分とミーハーになったと思う。
さて、映画は土曜の夜の部ながら入りは半分位、最初の15分位は「1強」の時代のあの嘘をさんざん聞かされて結構不愉快になるが、だんだんと面白くのめり込んでいって、最後の終わり方は「素晴らしい」の一言、この映画を造った監督の’胆力’や’思い’そして’怖さ’が良く理解できるものだった。
結局この十年と言うのは失われた時代だったという自身の感覚と全く相違の無いものだった、そんな訳で良いドキュメンタリーであったと思う。
まぁ先の総理は新興宗教の教祖みたいな存在で国葬まで執り行われた人なので、信徒にとってこの映画はサタンの所業と映ることだろう。
またいろいろな著名人のインタビューが流れるが小林節先生のインタビューはとりわけ良かった、こんな映画を作る人が居て観る人が居ることを噛み締めると、この国はまだまだ捨てたもんじゃ無いと思う。
前作に続いて古館寛治さんのナレーションは秀逸。
こんな映画は応援の意味を込めて、孫子の代のためにも、機会があれば是非見て欲しい。
映画『妖怪の孫』予告編
ところで前作「パンケーキを毒見する」もなかなか面白かった。