「3022」と「グッドライアー 偽りのゲーム」、どちらも面白いと言えば面白いし、つまらないと言えばつまらない、つまりはどうとでもとれる内容だった。
そんな期待外れな映画2本の話題。
「3022」
かなり本格的なSFで1960年年代の作風の匂いが強い内容。”最後はどうなるのだろう”という期待だけで引っ張る造りにはなっている。
知っている役者は皆無、画面も暗くてバタバタ何が起こっているのか理解できないシーンや時間が飛ぶ場面が混ぜこぜで、スターウォーズの様な単純明快さに相当欠ける。
でもあちらよりはこっちの方が好き。
〔内容〕
23世紀、木星の衛星であるエウロパへの植民政策が実行されていた、そして中継基地-宇宙ステーション「パンゲア」がどこかの軌道に有り、そこでは10年毎に担当国を交代して運営されていた。
米国の担当期間のがはじまって5年が経過。 クルーの疲労が溜まったところに地球が爆発して消滅するという大事件がおこり、残ったクルーの身の振り方でトラブルが発生したり、漂流宇宙船のクルーが参加したりと複雑な状況になっていく。
最後の15分を工夫すればもっと面白くて重厚な名作SFになったろう、惜しいと思う。
「グッドライアー 偽りのゲーム」
詐欺師の物語なので「さぞかし面白いだろう」って期待が大きすぎた。
内容的にもナチス絡みのエピソードや血なまぐさい暴力があったりと、主演の二人が好きなだけに残念な内容だったと思う。
(当然ながらこの味付けが好きな人たちも多いだろうが)
〔内容〕
一人暮らしの老人ロイが出会い系サイトで知り合ったのは、夫を亡くしたばかりの高齢の資産家ベティ。互いに孤独な2人は急速に距離を縮めていく。しかしロイの正体はベテラン詐欺師だった。世間知らずなベティを信用させ、全財産を騙し取ろうと着々と計画を進めていくロイだったが…。
詐欺師を扱った映画は名作揃いで「スティング」、「オーシャン関連映画群」、「華麗なるペテン師たち:TVドラマ」古くは「おしゃれ泥棒」等々、どれもが軽妙な味付けで気楽に楽しめた。
騙されたと思ってチョイト覗いてみてください。観る人によっては好感が持てるかもしれません。
是非試してみます。