「夜歩く男」、面白い刑事ドラマだった。
ドキュメンタリー風な造りながらしっかりとドラマ造りをしているし、この後の刑事追跡ドラマ「天国と地獄」とか「のら犬」にも通じるところがある。
観ておいて良かった一作。
地味すぎるのでこれ一本での興行は厳しいが、似たような刑事ものの2本立てなら絶対に映画館に行くと思う。
〔内容〕
勤務帰りの警官が夜中に不審な男を見かけ、職質(?)をしようとして銃撃され死亡、そこから警察が総力を挙げて犯人追跡を開始する。
犯人像がなかなか割り出せない中で犯行が連続する。
警察はモンタージュ写真を作って捜査の網を絞り、とある町の発明家にたどり着く。
犯人の動機とか人間像は一切表現されていない、ここらへんがこの映画の一般受けが難しそうな所。
(「天国と地獄」とか「野良犬」は犯人像の描き方が秀逸で大変に面白いのだが。)
でも最近はこの手の犯罪ドラマは結構好きなので満足した。
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