権助の冒険

ノンセクションでぼちぼちと。

映画「幕末太陽傳」

2017-01-04 14:52:26 | 映画

恋い焦がれた映画「幕末太陽傳」をとうとう観た。 
池袋の怪しげな場所に構える’新文芸座’なる小屋で本日のみの上映、集うは爺いばっかしで婆がちらほら。
まぁ本日は仕事始めも多いから暇な年寄りしか集まらない番組を組んだのかも知れない。 

ともかく玄人筋の評判の高い映画で、落語ファンとしては必見の古代映画、で観たところは見事な一作。
居直り佐平次」を軸に人情話の「品川心中」「三枚起請」「お見立て」「文七元結」をパーツのごとく散りばめて、警戒なテンポ、それに日活の二枚目スター(石原裕次郎、小林旭、二谷英明ら)をみごとなまでに脇に置いて、ともかく楽しめる。
川島雄三という監督は遊郭から仕事に通った人らしく、遊郭の楽屋裏を結構詳しく見せてくれて、これも知らない世界のことなので貴重。
映画『幕末太陽傳』予告編


 

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映画「第三の男」

2017-01-02 10:33:12 | 映画

暮れにBS3で放映してくれた「第三の男」を久々に観た。
過去TV放映したのを何回か観たがテーマ音楽に惹かれただけで内容にはそれほどの印象はなかった、が今回改めてみてその素晴らしさには見事に脱帽、こんな映画が分かる様にもなった。
 ・暗い画面に照明と影を上手に使った演出
 ・それにこたえる演技、オーソン・ウェルズのライトに浮かぶにやけた顔のすばらしいこと 
  (「市民ケーン」も同じ出演
 ・全体のテンポが、速すぎず遅すぎずに心地よい
 ・ラスト・シーンも最高に良い (「ローマの休日」もこんな感じ) 

 第二次大戦後のウィーン。親友のハリー・ライムの招きでこの街を訪れた作家のマーチンは、到着早々、ハリーが死亡したことを知らされる。ハリーの死には三人の男が立ち会っていたと言うのだが、その三番目の男の正体を追って、マーチンは独自の調査を開始する。陰影や構図を凝らした、サスペンス・スリラーの傑作。

2017年-映画記事の書初めに相応しい一作。 
第三の男 ー アントン・カラス - ハイライト・シーン 1949
 

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謹賀新年

2017-01-01 08:47:57 | 日記・エッセイ・コラム


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