おれはここで生きている

■味乃家 魚野川■新潟県魚沼市下島70-1 定休日 水曜日
死ぬまで生きる のらりくらりのなんでもありのガクさん

本家の法事

2007-04-15 15:56:47 | Weblog
朝5時過ぎに起きた。
6時から井ざらい。
その前に道具を取りに店に行った。
トンネルを抜けるともう朝日が霧の中から昇ってきた。
魚野川の河原柳の黄緑も逆光で川霧りに霞んで影絵みたいに並んでいる。
季節が進み太陽がかなり東によってきた。
雨上がりの肌に絡みつくような朝の空気を胸いっぱいに吸い込んで眠い頭を冷やそうとした。
土と枯れ草と新緑の混ざった匂いに頭は目覚めてくれない。
一時間の下水路の掃除。
どうゆう訳か一番汚れのひどい中に進んで入っている。
ミッキーも匂いをかいでいる。
昨日の疲れで遅くてもいいよといったらほんとで来ない人がいて、レギラーだけでやっていたので仕込が間に合わないようだった。
そのうちに板長もこんな日に楽々していてとぶつぶつ始まってしまった。
しょうがないので料理を作るのを手伝っていると、自分の蕎麦打ちが間に合わなくなってきた。
その上広井さんに頼んだ運転手の事も蛍烏賊取りが優先という事になってしまった。
本家の33回忌に呼ばれているのに、今度は父が入院したから身内はすぐ来いと、電話があった。
腸閉塞の疑いがとのことだったのと、入院すれば医者がいるからかえって安心していられるので父は後回しにしてもらった。
蕎麦を急いで2回打って、本家の家に直行。
始まる寸前。
皆が急がしいけえーと耳打ち。
体も心もよれよれ。
その時地震直後の音楽の事を思い出した。
体と心がずれている事を音楽を聴いた後認識した。
住職が40分ぐらいかかるから楽にしてても良いですよと言ってくれたので甘えることにした。
お経は良い言葉の連続が多いと聞いていたので癒しの音楽と居眠りする事にした。
おかげでその後は絶好調。
父親のせいにして、中座して隠れて蕎麦を打って、病院にいった。
一週間ぐらい点滴で様子を見ようということになった。
花が咲き始めて人も動き出したのか、4時頃になってもお客さんはぽつぽつ来ていた。
久しぶりに夜も繁盛、消防関係の人たちが来てくれて冷えたビールが間に合わないほど飲んでくれた。
帰りは入広瀬まで送った。
星空を見るのが楽しみだったが曇っていて何も見えず、店に到着してから雲の切れ目にポツリと星が見えた。
コメント
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