おれはここで生きている

■味乃家 魚野川■新潟県魚沼市下島70-1 定休日 水曜日
死ぬまで生きる のらりくらりのなんでもありのガクさん

花曇

2007-04-21 15:54:09 | Weblog
娘の調子が悪く夜中に寝ないでごそごそしているのと、少し忙しいのでよれよれ。
皆疲れて無口になっている。
市場の帰りにこぶしの民家の横を通った。
隣に桃色の桜が去年のように咲いている。
紅白おめでたい越後の春。
横の大沢川にも小魚が登ってきて、昨日の晴天にはせせらぎの光の中を一緒に戯れていた。
西日になって水面が鏡になると、それを突き破って跳ねだしていた。
無の川から命みなぎる川になった。
その川に流れ込む秘密の小川にドジョウが見えた。
ドジョウつづを仕掛けドジョウ汁の仕入れをやろうかな。
粟島の漁師に電話をかけて、取れた魚を送ってもらうことにした。
活き良い素材を使える、嬉しい気持ち。
静岡より山葵が送られてきた。
蕎麦に粟島の刺身に、と思って嬉しくなっていると義父の49日の斎に親族集まったので一本づつ葉付きでお土産。
隣の88のお祝いにのど黒の塩釜を出したら喜んだ施主が又引き返しお土産を届けてくれた。
夜はもう二つ予約。
いき絶え絶え。
夜の宴会突入。
いつもどおりの料理に、最後の締めに手打ち蕎麦か自家製パスタペペロンチーノか焼きおにぎりかと幹事に聞いたら、気を利かせてくれたのかパスタになった。
木の芽が余っていたので木の芽をパスタと和えた。
三つ葉アケビの蔓がパスタと同じ形で受けると思ったら、中に同級生の人がいてペコリノロマーノが臭いとわめいていた。
どうずるしないでパルミジャーノにすればよかった。
蕎麦にも有るけど大根を細く気って冷たい蕎麦と混ぜ茹でてすずしろと言う。
遠くは入広瀬。
送る途中で妻から電話。
こんな遅く何してるのー。
先寝てもらった。
店に着くとスタッフが余ったビールをラップして取っておいてくれた。
遅く飲んでお腹を冷やさないようにとの心遣い。
そして財布がこれ以上冷えないようにと。
雲の切れ間に星が見え、かえるの歌にため息一つ。




コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする