昨晩、たそがれの中に立ち、川風と夕焼けを楽しんでた。
夕焼けが消えてしまうと外灯が付き、広がる青草も黒く変わりだして、葉先だけが浮かび上がり、大きなうねりのように広がってやがて闇に消えていた。
光の届かないところは深い海のようにも思えた。
友達がお母さんとやってきた。
又いつものごとく仲間になって、話すことは昔の事。
今も楽しいけど、昔もすごく楽しかった。
生きてるだけで疲れるこの頃。
10時過ぎには酔い潰れて寝てしまった。
それで久しぶりの日の出に出会った。
鳶沢の峰も上のほうは霧にかすんでた。
昨晩は海のようにも見えた青草たちの風景はまだ微動すらしないで横たわってた。
日が昇り始めるとちょっと高いハリエンジュの木の葉が小女がはにかむように揺れ出した。
草たちはまるで動かないからきっと太陽風に揺れてるのだろう。
気力が湧きあがってきた。
夏が過ぎれば長男が帰ってくる。
困難も増えるだろうが一つの夢が現実になっていく。
確実に一歩づつ、牛のごとく進んでまた新たな夢を追いかけて行く。
周りに人たちが幸せを感じるように。
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