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Mikuのブログ

司馬遼太郎 没後20年 たった1本のペンで歴史を変えた国民的作家

2016-02-12 14:52:12 | 歴史・歴史問題・戦争

稀代の小説家・司馬遼太郎が亡くなってから、12日で20年が経つ。今月、司馬を偲ぶシンポジウムが開かれたり、NHK番組が放送される予定であるなど、司馬の功績が改めて注目されている。

司馬は1960年に、『梟の城』で直木賞を受賞し、一躍有名となった。『竜馬がゆく』や『国盗り物語』『花神』『功名が辻』などのヒット作品を手がけ、こ れらはいずれも、NHK大河ドラマの原作にもなった。独自の視点から大局的に歴史を捉えた作風は、「司馬史観」と称され、「国民的作家」の名をほしいまま にした。

今も多くの経営者が座右の書に挙げるのは、日露戦争をテーマにした『坂の上の雲』。ソフトバンク社長の孫正義氏も、『竜馬がゆく』と公言している。なぜ、司馬の作品は、これほど人気があるのか。

 

「英雄史観」で左翼史観に対抗

司馬の魅力について、大川隆法・幸福の科学グループ総裁は、こう語っている。

彼の作品においては、『日本という国の歴史のなかに英雄が現れ、その時代と国とを変えていく』ということの醍醐味が描かれ、これが、 少年心を持って大きくなったような大人たちを揺さぶるところがあります。そして、彼の作品は、先の戦争に敗北して打ちのめされた、戦後の日本人に対して、 勇気を与えました。このことが非常に大きいと思うのです」(『司馬遼太郎なら、この国の未来をどう見るか』)

戦後、蔓延した左翼史観では、偉人の凡人性を強調して、「偉人は偉くも何でもない」という発想を打ち出しがちだ。そうした歴史観に対して、司馬は「天命に基づいた尊い人間はいる」という切り口をもとに、ペン1本で立ち向かったと言える。

 

歴史観は人の心を動かす

歴史学者の磯田道史氏は、ここ200年の歴史観を変えた人物として3人の名を挙げ、その中に司馬を挙げている。残りの2人は、幕末の尊皇攘夷運動に火をつ けた歴史家・頼山陽。そして、戦前、欧米列強に対抗する日本人を勇気づけた、ジャーナリスト・徳富蘇峰だ。いずれも共通するのが、人々の心を突き動かした ことにある。

現代人の中には、「歴史を学ばなくてもいい」「歴史を知らなくても困らない」などと思う人は少なくない。だが、ペンで生み出された歴史観によって、まさに 歴史が動かされてきた流れを見逃してはならない。その意味で、「歴史をつくった歴史家」としての司馬の功績は、後世にも語り継がれるだろう。

(山本慧)

 

【関連書籍】

幸福の科学出版 『司馬遼太郎なら、この国の未来をどう見るか』 大川隆法著https://www.irhpress.co.jp/products/detail.php?product_id=786

幸福の科学出版 『新・神国日本の精神』 大川咲也加著https://www.irhpress.co.jp/products/detail.php?product_id=1628

【関連記事】

2010年1月号 小説『坂の上の雲』のまちを旅してhttp://the-liberty.com/article.php?item_id=881

2014年2月号 吉田松陰からマンデラまで貫く思想 (Webバージョン) - 編集長コラムhttp://the-liberty.com/article.php?item_id=7244

2015年3月8日付本欄 幕末志士のバイブル『日本外史』を書いた頼山陽を礼賛してみる【3分で学ぶリバティ日本史】http://the-liberty.com/article.php?item_id=9307

2015年2月1日付本欄 吉田松陰の武士道は「山鹿素行」を知らずに語れない!?【3分で学ぶリバティ日本史】http://the-liberty.com/article.php?item_id=9150

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人類とゴリラの分岐点はあるのか? 「ウォーレスの進化論」に立ち返る時

2016-02-12 14:48:03 | 幸福の科学・宗教・科学・医学・SP

人類とゴリラが、1千万年前にアフリカで共通の祖先から分岐したとの説を補強する成果が発表された。11日付の英科学誌ネイチャーが掲載した。

この研究は、日本とエチオピアの研究チームが2007年にエチオピアで発見したゴリラの祖先とされる類人猿の歯の化石のDNA解析を進めたことによるも の。その結果、人類とゴリラが分かれたのは約1千万年前であり、チンパンジーと分かれたのは約800万年前と推定されるとの仮説が示された。

研究チームの一人である「兵庫県立人と自然の博物館」の加藤茂弘主任研究員は、「人類誕生の時期を明らかにすることにもつながる」と述べている。

 

ダーウィン進化論は仮説段階?

こうした研究は、ダーウィンの進化論を基礎として、「人間の起源がサルである」との推測の延長上にある。しかし、ダーウィンの進化論自体に、不十分な点が多く存在する。

それは、サルが自然淘汰の中で突然変異し、人間になる段階で、進化途上の「中間種」がいないことだ。また、人間とサルの精神能力や言語習得が、自然選択によってどのように埋められるのか説明がついていない。

大川隆法・幸福の科学総裁は2012年、進化論についてダーウィンに聞くべく、「進化論―150年後の真実」という題で、死後のダーウィンの霊言を収録した。そこで、ダーウィンの霊は以下のように述べた。


――「途中の段階」の動物というのはいませんね。

ダーウィン: いないんだよ。それがおかしい。そこんところを証明しなきゃいけないんだよ。

――(苦笑)「進化の途中の段階」という生物は発見されていませんので、「ダーウィン進化論」は、まさに仮説の段階ではあるわけですよね。

ダーウィン: うーん、それは確かにな、難しいことは難しいんだよ。

(『進化論―150年後の真実』)

 

実際の科学においても、「サルがヒトに進化した」とするダーウィンの進化論は完全に説明できていない。イギリスの王立協会が2年に一度、優れた業績を挙げた生物学者に授与する賞「ダーウィン・メダル」を日本人で唯一受賞した木村資生氏は、1988年の自著『生物進化を考える』(岩波書店)の中でこう述べて いる。

「今後の残された大きな問題は、表現レベル(形態レベル)の進化と分子レベルの進化の間にどうしたら橋渡しができるかということである」

つまり、遺伝子レベル変化と、生物の形態の変化の間の因果が説明できていないということを示している。この議論は、今でも結論が出ていない。

結局のところ、ダーウィンの進化論は、仮説段階で止まっているのだ。

 

人間とサルは「魂」の違い

進化論のもう一人の父がいる。それが、アルフレッド・ラッセル・ウォーレスであった。彼は、ダーウィンとほぼ同時代に進化論の研究をしていたが、ダーウィ ンと違い、霊魂の存在を認めていた。人間と動物は宿っている魂が違い、進化には神仏などの創造者が介在すると理解していたのだ。

仮説を立てて検証することは、科学の方法ではあるが、仮説を事実と思い込んでいては、真実は見えない。ウォーレスの進化論に立ち返り、白紙の目で人類の進化自体を見つめ直す時がきているのではないだろうか。

(HS政経塾 水野善丈)

 

【関連書籍】

幸福の科学出版 『太陽の法』 大川隆法著https://www.irhpress.co.jp/products/detail.php?product_id=153

幸福の科学出版 『進化論―150年後の真実』 大川隆法著https://www.irhpress.co.jp/products/detail.php?product_id=775

【関連記事】

2014年12月21日付本欄 ダーウィンの指摘が証明された? 肉体の進化より魂の進化に注目しようhttp://the-liberty.com/article.php?item_id=8962

2014年1月6日付本欄 アメリカの33%は進化論を信じていない 「人間の本能」が無神論・唯物論を拒否?http://the-liberty.com/article.php?item_id=7191

2013年2月2日付本欄 「忘れられた進化論の父」ウォーレス没後100周年 進化論と霊魂の存在は両立するhttp://the-liberty.com/article.php?item_id=5561

─ ─ ─

情況証拠はあるのに

確たる証拠が無い。

こんなところでしょうか。


刑事事件、日本では情況証拠だけでも起訴できて有罪になることがある。

ビンゴってこともあり甲乙つけ難い気もする。

だからそのために科学捜査も発達しているけど。

解決を焦る余り状況証拠だけで判断してちゃ冤罪を招きやすいですよね。


それを踏まえ

「あ、こんなのが発見された!やっぱりこの説がほんとうだ!」

でいいのかな科学者さま及び、文科省さま。

無邪気といえば無邪気だけど、結論を急ぎすぎてないかい。

自分の生きているうちに、言っといた方がその場認められやすいっていう気持ちもわかりますけどね。

後々の評価は辛いものになるでしょう。

また、確実な証拠もないのにわが国の子ども達にこれぞ真実と教える浅はかさついて考えてみたことがあるのでしょうか。

仮説は仮説としてまだまだ研究段階。

わからないなら無理して人類起原を教えなくてもいいのではない。

それか、どうしても教えたいなら「仮説として研究されています」と必ず平行して答えさせる。君達興味あったら研究してねというバトンの意味ですよ。

幸福の科学が掲げる宗教的真実が科学的真実です。

大人にそこがわかるまでは・・・


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進撃の「狂人?」の核開発への対策――消去法で見た「残りの選択肢」とは

2016-02-12 13:59:22 | 中国・北朝鮮・共産党・尖閣国防問題

[HRPニュースファイル1566]http://hrp-newsfile.jp/2016/2621/

文/HS政経塾スタッフ遠藤明成

◆北朝鮮の“進撃”が止まらない?

北朝鮮は1月6日に核実験、2月7日にミサイル発射実験を行いましたが、核ミサイル開発は、それだけで止まっていません。

産経ニュース(2016.2.10)では、クラッパー米国家情報長官が2月9日に上院軍事委員会に提出した報告書の内容が取りあげられています。

・北朝鮮は、寧辺の実験用黒鉛減速炉(原子炉)を再稼働させ、使用済み核燃料を用いて数週間から数カ月内にプルトニウム抽出を始めることができる。

・寧辺でウラン濃縮施設が拡大。プルトニウムと高濃縮ウランを用いて核兵器の追加生産が可能になる危険性がある。

ここでいう、「黒鉛減速炉」は通常の原子炉とは違い、核兵器をつくるための原子炉です。

要するに、飢えた国民を見殺しにして軍拡を目指す、「人を食った」独裁者は、ウランを濃縮し、軍用原子炉を動かして、核開発に向けて「進撃」する構えを見せているわけです。

◆核ミサイル開発を止められない「具体策」の一覧

北朝鮮に対しては、90年代から様々な「対策」が講じられましたが、過去の経緯を見れば、実際に核開発を止める効果は乏しいことがわかります。

1:95年~00年までに累計108万トンのコメ援助と引き換えに開発停止を要求
→98年にテポドンミサイル発射実験

2:2003年から08年に行われた六か国協議(日、米、韓、中、露、北)
→09年に核実験と長距離ミサイル発射実験、12年に長距離ミサイル実験。

3:「対話」路線(14年に日本は制裁緩和)
→15年に無回答。16年に核実験とミサイル実験で「返答」

4:経済制裁
06年以降、日本は北朝鮮籍者の入国禁止、北朝鮮籍船の入港禁止、北朝鮮に送る貨物の輸出禁止、北朝鮮からの貨物の輸入禁止などを講じてきたが、今日まで北朝鮮の核ミサイル開発が続く。

制裁強化は必要ですが、過去の経緯を見る限り、これだけで北朝鮮の核開発が止まるとは考えにくいのが現実です。

◆本当に有効な「対策」として残るのは何?

実際は、日本が外交で北朝鮮に行使できる影響力は限られています。

しかし、抜本的な防衛力の強化を図ると「軍国主義者だ」「東アジアの緊張を高めている」等とマスコミから批判されるので、支持率低下を恐れた過去の政治家たちは、前掲の対策を講じて、国民に「努力している」姿を見せようと試みてきました。

ただ、この繰り返しだけでは、もはや、どうにもなりません。

なぜかと言えば、北朝鮮は1月のブースト型原爆実験で核の「小型化」技術を高め、2月の実験では長距離ミサイルの技術水準を高めていることが明らかになったからです。

北朝鮮が弾道ミサイルに核弾頭を搭載するには、小型化技術を向上させ、大気圏外に出たミサイルがもう一度大気圏内に入るための「再突入技術」を確保すればよい、という状況になりました。

ミサイル防衛システムもありますが、百発以上の弾道ミサイルが日本に迫った時、これですべてを落とすことはできません。

そのため、北朝鮮の核開発に対抗するには、核兵器を持った米軍の部隊を日本に展開させるか、日本が北朝鮮からの攻撃を踏みとどまらせるための「抑止力」を持つしかないのです。

◆もしも米軍の核部隊が日本に展開したら?

この場合、1)非核三原則の「持ち込ませず」をなくす、2)NATОと同じように米軍の核を日米で共同運用する、という二通りのパターンが考えられます。

後者は「核シェアリング」と言われますが、この仕組みには、主導権が米軍にあることと、NPT違反にはならない、という二つの特徴があります。

ただ、沖縄返還を契機に核部隊を日本領土から引き揚げた米軍(非公式には、その後も核持ち込みはありましたが)に、このプランを要求することには、高いハードルが待っているでしょう。

◆自国の抑止力を強化するためには

そのため、実現可能性が高い策として、アメリカからの「巡航ミサイル」の導入を提言する人もいます。

米シンクタンクで海軍アドバイザー等を務める北村淳氏は、自衛隊艦艇には1000発程度のトマホークミサイルを搭載可能であり、そのための予算は1200億円程度だとも指摘しています。

これは抑止力強化の一例ですが、他の領域も含めて、日本が広く抑止力を強化するには、防衛予算のGNP1%枠の打破が必要になります。

防衛関係費の多くは人件費や維持費等に費やされるので、平成27年度予算で見ると、主要装備品等の契約に使える金額は、約5兆円の中の1兆円ほどです。抑止力を根本から強化するためには総額を増やさざるを得ないでしょう。

フランスやイギリス、インド、トルコ、シンガポール、韓国などは、2014年に、GNP比で2%以上の軍事予算を使っています(世界銀行HP)。

中国やロシアなどの核保有国に包囲された日本が、GDP比で見て、これらの国々と同じ比率の防衛予算を使ってはいけない合理的な理由は見当たりません。

本年は選挙があるため、自公政権は「外交的な努力」でお茶を濁し、本来、必要な防衛政策の実現には踏みこまない可能性が高いのですが、こうした時だからこそ、幸福実現党が訴える抜本的な防衛強化の具体策が必要だと言えます。

※政策の例(「幸福実現党政務調査会政策提言集2015」より)

・防衛費倍増による抑止力強化

・近隣国の核ミサイルに対処するため、巡航ミサイルなどの敵基地攻撃能力を保有

・非核三原則の撤廃、日米核シェアリングの実施についても検討

 

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