毎日訪問させていただいているKUMIさんのブログで、「レイノー現象がだんだんひどくなった。膠原病の強皮症によるもの。冷たい空気に触れると、あっという間に指の色が変わる。そのあと、秒速で痺れて痛くなる。」と言う記述があり白くなった指の写真が添えられていました。
ネットで検索するとレイノー現象とは「手や足の指の血流が悪くなって、真っ白や青紫色になり、その後血流が戻ると赤くなる状態です。他の病気に伴って起こる場合(二次性)と、特に原因が明らかでない場合(原発性)に分けられます。二次性の原因としては膠原病、閉塞性動脈疾患、血液疾患、薬剤性などが挙げられ、これらの病気が隠れていないか探すことが重要です。」だそうです。
私ももう何十年も前からこのレイノー現象が起きているのです。現れるのは決まって走った後です。夏冬関係なく年間を通して現れますが、冬の方が特に多いと思います。ただ長くても30分程度で治まってしまうので気にはなっていても病院へ行って医者に相談するなどは全くしていませんでした。単に血流が悪くなった、ぐらいにしか思っていませんでした。特に徐脈なのでそのせいでしかたのないことなんだろうと思ってもいたのです。
で昨日KUMIさんのブログを見て初めてレイノー現象と言う言葉を知ったのでした。KUMIさんも心臓ペースメーカーを植え込んでいる同病者です。何か関係があるのでしょうか?
今日はたまたま予約外でしたが、心臓ペースメーカーの外来診察を受けたので、その際に先生にこの話をしてみました。先生曰く、「心臓ペースメーカーの植え込み患者に特別多い症状ということはない。」そうです。また私が服用している心臓の働き自体を抑える薬、「ビソプロロールフマル酸塩錠」という薬のせいでもありません。この薬の服用を始めたのは去年の7月からですが、それ以前から私にはこの症状が現れていたのです。
原発性の場合、その引き金となる要素として寒い天候やストレスなどもあるそうで、この原因を探り当てるのはそう簡単にはいかない様です。
私は冬になると必ずシモヤケやあかぎれになりますし、このレイノー現象も血流の悪さという点では同じです。私の身体の中で根っこの所は同じで一つはシモヤケやあかぎれ、そして他の症状としてこのレイノー現象として表れているのかも知れませんね。症状が悪化する様ならどこか専門医のいる病院へ行くことになるのでしょうがそうならないことを願っています。
さて、今朝は大和成和病院へ9時に電話をして予約外での診察が出来るかどうか尋ねました。昨日の運動中の胸の痛みや心拍数の不可思議な動きが気になったからです。幸いなことに11時からであれば診察をしてくれるとのこと。
10時から母をイトーヨーカ堂内にある床屋QBハウスへ連れて行く約束をしていましたが、開店30分前から並んで1番乗りをし、また食材などの買い物もその30分間に済ませたりで10時半には帰宅できました。QBハウスはカットのみで一人10分程度で完了するので大変助かっているのです。
母を実家で降ろしたら直ぐに病院へ。帰宅が遅くなりそうだったので途中のコンビニでおにぎりを購入し病院の駐車場で食べました。これ正解でした。今日の大和成和病院はとても混雑していたのです。ロビーのソファーも診察室前の待合も満席状態でした。11時半ごろにレントゲンと心電図に呼ばれ、心臓ペースメーカー(以下PMと表示)のチェックが12時を過ぎていたと思います。
レントゲンでは異常なし、心電図では期外収縮が認められたそうです。
そしてPMチェックでは昨日のランニング時に心房細動が出ていたそうです。そして一番心配していた心拍数の降下と上昇について、データをチェックしてくれたPMの技師さんによると「運動時に作動するレートレスポンスではある一定量の時間を越えてしまうとこれ以上作動しなくても良いだろうという判断を機械がしてしまうために起こっているのかも知れない。」この一定量と言うのはその日1日だけのことではなくて過去数日間にも影響するそうです。また「この時の心拍の波形を確認しないと正確には判断ができない。」そうです。
私が装着している心拍計の昨日のデータです。
心拍数が最大値の162bpmになったあと、なだらかに心拍数が減少を続けてその後はまたなだらかに上昇していることを考えるとその様な判断になるそうです。PMの故障ではなく、また心拍計の誤作動でもないのだそうです。(技師の方や主治医の先生の判断ではこの心拍計のデータは正しいという結論になっています。)
ただしPMのレートレスポンスによる心拍の時と、その際に心房細動が起こってしまった場合ではPMの対応が若干変わってくるそうです。このレートレスポンスについてはメーカーのMedtronic社が詳細を全て開示していないという事情があって判断が付きかねるのだそうです。
そんな回答では困ってしまいますが、兎に角走っている最中に心拍数が60bpm台へと下がってしまうことがない様に設定にしてもらわないと私としては大いに困惑なのです。
主治医の先生も交えて今日は結構長い時間を頂き話合をしていました。結論としては取り敢えずですが、今まで運動時の心拍数は第一段階として110bpmまで上がる様な設定でしたが、今後はこれを120bpmへと引き上げることになりました。そうすることで運動時のレートレスポンスでの滞在時間が長くなるそうです。
そして運動時の私の心拍の波形を確認するためにホルター心電図を装着した状態でローラー台を使ったバイク練習とランニングをすることになりました。私が普段装着している心拍計では捉えられないデータもホルター心電図ですと波形も含めて詳細に捉えることが出来るのです。3月7日にこのホルター心電図を装着し午前中にバイク、午後には10km程度走ってみることにします。万一当日が雨模様の場合はスポーツクラブへ行ってトレッドミルを使って走ります。そして翌8日にまた病院へ行きホルター心電図を外すことになりました。
このホルター心電図の解析には日数が必要で結果は以前外来予約していた3月24日とのこと。
また主治医の先生から、「心房細動を抑えることが大事で現在は薬の服用をしていますが、薬ではなくカテーテルアブレーションをするのも方法です。」との発言があってビックリしてしまいました。私の場合は心房中隔欠損の縫合手術をしていて、カテーテルアブレーションをする場合は一度縫合した箇所に再度穴を開けなけばなりません。このため主治医の先生は以前からカテーテルアブレーションは出来ないと言っていたのです。
他の人から心房中隔欠損の手術をしていてもカテーテルアブレーションは出来ます、と聞いたことがあったのですが、そちらの見解が正しい様です。ただし、カテーテルアブレーションを一度したからと言って心房細動が必ず治るとは限りません。2度3度とやることになる場合もあるのです。直ぐに結論を出すことはできませんね。これは今後大いに悩むことになりそうです。