日々の恐怖 11月3日 怖かった体験
くっついてくる軽自動車
車で国道を走っていたら、道が混んでるわけでもないのに、俺の後ろにピタリと軽自動車がくっついてきた。
“ 何だコイツ・・・?”
とバックミラーで見たら、おそらく若い女なんだが、どうも顔がなんというか、モザイクかかってるみたいで、よく分からなかった。
“ 何だろ・・・・??”
と思いながらもそのまま走って、しばらくして赤信号で停車した。
止まったことだし、よく見てみようとバックミラー覗き込むと車がいない。
“ あれっ・・・?”
と思った直後、俺の車の右側を猛烈な勢いで信号無視しながら走り去って行った。
これ、ちょっと怖かったです。
そういうこと
8歳くらいのとき、爺さんの家に泊まりに行った。
夜寝てると、緑色のドロドロした人間が、父親のおふとんのまわりをグルグルグルグルグルグルグルグル回っていた。
“ うわっ!?”
と驚き、布団にもぐりこんでブルブル震えていた。
別に、その他は何も起こらなかった。
朝、父親に話すと、
「 あ~、うちは昔地主だったしな~。
そういうことも、あるかもなァ~。
あんまり、そういうことは他の人に言うなよな。」
って、念を押された。
なんなんだ、そういうことって・・・・・・。
コノヤロ !
山形にいたころの話だ。
飲み帰りで住宅街を歩いていると、白っぽいワンピース来た長い髪の20後半くらいの女が、
「 コノヤロ!、コノヤロ! (`・ω・)!」
って言いながら、ひたすら電柱を蹴っていた。
ここ通らなきゃ帰れないので、
“ こりゃヤバイ!”
と思いつつ、道の反対側をコソコソ歩いて、なんとかやりすごした。
“ 絡まれなかった。
よかった、よかった!”
と思っていると、
「 このこと誰かに話したら、殺すからな。」
って、すぐ後ろから聞こえた。
ビックリして走って逃げた。
これが一番怖かった。
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