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大峰正楓の小説・日々の出来事・日々の恐怖

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日々の恐怖 12月11日 ランチ

2014-12-11 18:55:40 | B,日々の恐怖



   日々の恐怖 12月11日 ランチ



 姉と2人でランチ行こうと歩いていた時に、私の靴ひもがほどけていたのに気付いた。
それで、電柱脇でしゃがんで姉に待ってもらおうと声をかけたら

「 そこじゃなくてコッチ!」

って、3メートルくらい離れた道路標識の脇に連れて行かれた。
 そこで靴ひもを結んでいたら、すごい衝撃があって尻もちをついた。
見ると、さっきしゃがんだ電柱に車が激突していた。
すごいビビって、救急車呼ぶだとか何も思い付かなくて呆然としてたら、姉ちゃんが、

「 さっさと行くよ。」

って促して来る。

「 けが人いないし、お腹すいてたし、警察来るのなんか待ってられないし、待ったりした場合は事情聴取とかで、さらに時間取られるに違いないから、さっさと行く。」

って言われた。

“ 放って行くのか・・・・。”

と驚きはしたんだけれど、他の通行人が119だか110だかに電話してるようだったので、

“ 私達にできることも無いよな・・・。”

と思って、姉に従った。
 半分腰抜けた状態で姉に手を引かれつつ、気になったので聞いてみた。

「 何で分かったの?」
「 野性の勘。」

姉が野性でなかったら、無事じゃ済まなかったと思います。











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